韓国を破った母国の若き英雄にも賛辞を
[アジア大会]U-23マレーシア代表0-1U-21日本代表/8月24日/インドネシア
8月24日、アジア大会の決勝トーナメント1回戦で、U-21日本代表はU-23マレーシア代表と対戦した。
グループリーグを2位で通過した日本は、試合序盤から攻勢を強めて、主導権を握るも、度々作り出した決定機は、いずれも相手の堅守に阻まれてしまう。
スコアレスで迎えた後半には、ハイプレスからゴールに迫った日本だったが、なかなか先制点は奪えず……。すると、57分、58分には、カウンターで立て続けにピンチを迎え、さらに81分と83分に相手FWのラシドに度々ゴールに迫られた。
まさに一進一退の攻防を繰り広げた日本が、ついに均衡を破ったのは、試合終了間際の89分だ。途中出場の上田綺世が敵ボックス内に果敢に仕掛け、シュート体勢に入ったところで倒されてPKを獲得し、これを自らが沈め、雌雄を決した。
8月24日、アジア大会の決勝トーナメント1回戦で、U-21日本代表はU-23マレーシア代表と対戦した。
グループリーグを2位で通過した日本は、試合序盤から攻勢を強めて、主導権を握るも、度々作り出した決定機は、いずれも相手の堅守に阻まれてしまう。
スコアレスで迎えた後半には、ハイプレスからゴールに迫った日本だったが、なかなか先制点は奪えず……。すると、57分、58分には、カウンターで立て続けにピンチを迎え、さらに81分と83分に相手FWのラシドに度々ゴールに迫られた。
まさに一進一退の攻防を繰り広げた日本が、ついに均衡を破ったのは、試合終了間際の89分だ。途中出場の上田綺世が敵ボックス内に果敢に仕掛け、シュート体勢に入ったところで倒されてPKを獲得し、これを自らが沈め、雌雄を決した。
互いに全力を尽くした一戦に相手メディアも反応している。地元紙『my Metro』は、「我々マレーシアの夢は潰えた」と、この試合のマッチサマリーを綴っている。
今大会のグループリーグでは、ソン・フンミン(トッテナム)やイ・スンウ(ヴェローナ)など多くの海外組を擁する韓国代表に2-1で勝利し、大きな話題を提供したマレーシア。それだけに決勝トーナメントでの躍進を願う国民の期待値も高まっていたようで、『My Metro』は、「我々のチームは韓国を相手に輝いたが、日本によって、その夢を断たれた」と悔しさを滲ませた。
それでも同紙は、「日本はより支配的だった」と若き森保ジャパンの戦いに賛辞も贈っている。
「これまでの試合で我々は多くのチャンスを作っていたが、この試合はそうはいかなかった。日本がより支配的であったからだ。サムライブルーは試合を通して、強さを示し、常にゴールを陥れようとしていた。とくに日本の点取り屋レオ・ハタテは脅威だった」
『My Metro』に同調するかのように母国の若き代表戦士の戦いに「称賛を送るべきだ」と綴ったのは、マレーシアの全国紙『Malay Mail』だ。同紙もまた日本を褒めちぎっている。
「決勝トーナメント1回戦で最も劇的というべき試合で、マレーシアの夢は終わったが、強敵を相手に幾度かチャンスを生み出した我々の若き代表は賛辞に値するだろう。ただ、日本は強かった。多くの時間帯で余裕を持ってプレーを続け、危険なエリアに何度も侵入してきた」
粘り強い戦いで次ラウンドへと勝ち上がった日本。8月27日に行なわれるベスト8では、中東の雄サウジアラビアと激突する。目が離せない一戦になりそうだ。