その才能は久保建英に匹敵!? 斉藤光毅がSBS杯で示した「16歳Jデビュー」をできたワケ

カテゴリ:国際大会

志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

2018年08月20日

もうひとつの共通点は、16歳でのJデビュー

FC東京でJリーグに出場した久保も身体の使い方が上手い。(C)SOCCER DIGEST

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 もうひとつ、斉藤と久保には共通点がある。J1とJ2の違いはあるが、16歳でトップチームの一員として、Jリーグデビューを果たしたのだ。
 
 先にピッチに立ったのはFC東京(当時所属)の久保だ。2017年11月26日、16歳5か月22日でJ1リーグ33節の広島戦に出場した。そして、横浜FCの斉藤がJ2で出番を得たのは2018年7月21日。16歳11か月11日でJ2リーグ24節の岐阜戦に起用された。
 
 ともに出場時間は少なかったが、スペースを見つける能力、相手にタックルされても交わせるテクニック、そして判断力などがあるからこそ、彼らを見守る指揮官がチャンスを与えたはずだ。その時、プレーをさせるうえで、小さな身体が不安になると思わなかっただろう。
 
 そういった意味では、斉藤や久保が外国人選手を相手でも見せた好パフォーマンスは、「16歳Jデビュー」をできた所以とも言える。
 ただ、ふたりとも十分な戦力とは言い切れないし、実際に久保はFC東京で出場時間を多く与えられず、今夏に横浜へレンタル移籍している。だからこそ、斉藤は「デビューというよりも…」と切り出し、こう語った。
 
「トップに帯同させてもらってから、強度とかがユースと違う。(だから)こういう海外相手の強度のなかでも、少しずつ対応できているというところはあります。でも、もっともっと身体の部分もそうですし、強度で負けないようなプレーをしていかなければ、こういう国際大会だけではなくて、トップチームでも活躍できないので、そこは高い意識を持ってやっていきたいと思います」
 
 2種登録されてトップチームに帯同していることが財産なのだから、その経験を糧にしてプレータイムを伸ばし、ピッチで活躍したい。出番を求めて同じ町のライバルクラブにやってきた久保と同じように、斉藤はそんな強い意気込みを示していた。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

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