[SBSカップ] Ｕ－18日本代表１-２Ｕ－18パラグアイ代表／８月19日／草薙総合運動場陸上競技場
 
　SBSカップの第３戦・Ｕ－18日本代表対Ｕ－18パラグアイ代表が８月19日、草薙総合運動場陸上競技場で行なわれ、日本は１-２でパラグアイに敗れた。
 
　日本は４－４－２のシステムを採用した。GKは小久保玲央ブライアン、最終ラインは右から菅原由勢、石尾崚雅、三国ケネディエブス、起海斗が並んだ。２ボランチは井川空と福岡慎平が組み、右サイドに上月壮一郎、左サイドに喜田陽を起用。２トップには宮代大聖と斉藤光毅が置かれた。
 
　40分ハーフで行なわれた試合は、立ち上がりに一進一退の攻防となり、徐々に日本がフィジカルに優れるパラグアイに押され気味になった。しかし、15分頃になると、齊藤がスペースへの抜け出しによって起点を作り、形成を逆転させていく。
 
　その後は細かいパスワークを駆使してリズムを掴み、35分には斉藤の折り返しのボールに宮代が合わせたが、得点にはならない。その直後にも左サイドからのクロスを菅原がシュートまで持ち込み、福岡も強烈なミドルを狙ったものの、ネットを揺らせなかった。

　後半に入ると、日本は序盤にCKからピンチを迎えるなど、劣勢の時間帯が続いた。すると後半13分、パラグアイのロベルト・フェルナンデスがゴール前でチャンスを得て、冷静にGKとの１対１を制して先制点を挙げた。
 
　しかし、日本もすぐさま反撃に出る。ペナルティエリア内の狭いエリアで菅原からパスを受けた宮代が、巧みなトラップから技ありのシュートを沈めたのだ。失点からすぐに、試合を振り出しに戻した。
 
　その後、日本は後半20分に上月がGKとの１対１になったが決められず、後半24分に打った斉藤のカットインからのシュートもGKにセーブされた。
 
　日本は決定機をモノにできずにいると、パラグアイに少ないチャンスを仕留められてしまう。後半33分、スルーパスに抜け出したベガに、GKの頭上の射抜く鮮やかなループシュートを決められた。
 
　試合はそのままタイムアップし、日本はパラグアイに１－２で敗戦。惜しくも優勝を逃し、大会を２位で終えた。

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