チームが上手く回らなくなった時に協会サイドがどう立ち振る舞うか
極論を言えば、現時点での監督は誰でもいい。なにしろ、ワールドカップの本大会2か月前に指揮官を代えて、ベスト16入りまで勝ち進んでしまうのだから……。ロシア・ワールドカップからの流れを重視すれば、先ほども述べたとおり森保氏で問題ない。重要なのはこの先。チームが上手く回らなくなった時に協会サイドがどう立ち振る舞うか。そこにこそ、4年後のカタール・ワールドカップで成功できるかどうかの鍵がありそうだ。
田嶋幸三会長が強調した「世代交代」も、何に向けてのものなのか。アジアカップ? カタール・ワールドカップのアジア予選? それとも4年後の本大会? そのあたりが明確にならないと成功の鍵は見えてこない。仮にアジアカップ制覇がノルマなら世代交代を急がずロシア・ワールドカップのメンバーをベースに戦えばいいとなるが、そうしたビジョンが明確になっていないところに不安を覚える。
まずはアジアカップ制覇を目指す、それが達成できなければ森保監督を解任する。それぐらいの公約を掲げてもいいのではないか。2022年までの契約とはいえ、だらだらと森保氏に任せることだけは避けてほしい。
文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
まずはアジアカップ制覇を目指す、それが達成できなければ森保監督を解任する。それぐらいの公約を掲げてもいいのではないか。2022年までの契約とはいえ、だらだらと森保氏に任せることだけは避けてほしい。
文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)