【日本代表監督】森保一はベストな選択だったのか

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2018年07月27日

チームが上手く回らなくなった時に協会サイドがどう立ち振る舞うか

今後4年間で重要なのはむしろ協会サイドの動き。田嶋会長に明確なビジョンは……。写真:徳原隆元

画像を見る

 極論を言えば、現時点での監督は誰でもいい。なにしろ、ワールドカップの本大会2か月前に指揮官を代えて、ベスト16入りまで勝ち進んでしまうのだから……。ロシア・ワールドカップからの流れを重視すれば、先ほども述べたとおり森保氏で問題ない。重要なのはこの先。チームが上手く回らなくなった時に協会サイドがどう立ち振る舞うか。そこにこそ、4年後のカタール・ワールドカップで成功できるかどうかの鍵がありそうだ。
 
 田嶋幸三会長が強調した「世代交代」も、何に向けてのものなのか。アジアカップ? カタール・ワールドカップのアジア予選? それとも4年後の本大会? そのあたりが明確にならないと成功の鍵は見えてこない。仮にアジアカップ制覇がノルマなら世代交代を急がずロシア・ワールドカップのメンバーをベースに戦えばいいとなるが、そうしたビジョンが明確になっていないところに不安を覚える。
 
 まずはアジアカップ制覇を目指す、それが達成できなければ森保監督を解任する。それぐらいの公約を掲げてもいいのではないか。2022年までの契約とはいえ、だらだらと森保氏に任せることだけは避けてほしい。

文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
【関連記事】
【セルジオ越後】新監督誕生でハリル解任の清算は終わり? サッカーファンの疑念は残ったままだよ
「一番大切なのはチームファースト」就任会見で森保監督が示した指揮官としての覚悟
森保ジャパンに突き付けられる最初の壁は? 指揮官も危惧する8~9月の“過密スケジュール”
日本の5度目の優勝に欠かせない存在――昌子源、AFCから「アジアカップの注目株7人」に選出される!!
電撃移籍の背景――金崎夢生はなぜ鹿島の慰留を受け入れず、降格圏に沈むクラブを選んだのか?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ