JとF、どっちが強い!? 湘南がサッカーとフットサルのガチンコ対決を企画。勝負の行方は?

カテゴリ:Jリーグ

佐々木裕介

2018年05月27日

「山口和樹や松田天馬とかはフットサル経験者、パーフェクトスキルとしてサッカーに通じると思う」

サッカーチームとフットサルチームによる湘南同門対決は、PK戦の末に前者に軍配。3度目のフットサル対決で初めて勝利した。写真:佐々木裕介

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 かたやサッカーチームは、前日の試合(J1磐田戦/1-0で勝利)の登録メンバー6名を含む構成で挑み、3度目の対戦で初勝利を挙げてみせた、湘南ベルマーレ曺貴裁監督のコメントからは、日本フットボールの未来が透けてみえた。

――試合を終えての感想は?

「タフでした。前回の対戦では、後半は一方的にやられたんですけど、選手も変わって、今回は若い選手を中心に、球際とか走力なんかではサッカーチームの良さが出せたんじゃないかなと思います」

――フットサル戦術を多用されていたあたり、戦い方を研究されて挑んだ一戦と見えましたが。

「いやいや、ちょっとルールを見ただけですよ。でもアングルを作ってボールを受けるとか、深いところにボールを入れてそこへサポートするとか、局面の部分ではサッカーと似たところがあって、原則は変わらないので、そこはそんなに指示した訳ではなく、普通に攻撃すればチャンスは出来るなあと改めて思いました」

――今日のメンバーでのフットサル練習は?

「まったくです。出場メンバーも昨日の試合後に発表したぐらいなので」

――今までにも、たびたびフットサルを見学されていると聞いています。

「練習も試合も観に行ったことはありますし、中学生や小学生のフットサルを観ると非常にサッカーに活きるなと。今日だと山口和樹や松田天馬とかはフットサル経験者、パーフェクトスキルとしてサッカーに通じると思うので、若い頃のトレーニングにフットサルは個人的には良いと思っています」
 

 後方から“フィクソ”坂圭祐が試合を動かし、“アラ”梅崎司がライン際から仕掛け、最後に“ピヴォ”ステバノヴィッチが仕留める――。そんなフットサルの試合を観てみたいファンは多いはず。今後も是非続けてほしいエキシビションである。

 Fリーグは5月25日開幕の国内三大タイトルのひとつ『オーシャンカップ』で新シーズンの幕が開かれた。サッカーとは一味違った臨場感を味わい、また今年もアリーナへと足を運びたいと、ゲームを待ち遠しく思えた日曜日だった。

取材・文●佐々木裕介(フリーライター)
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