中島が「移籍」に求めるものは?
2桁ゴール・2桁アシスト、さらにはリーグのベストイレブン入りと、これ以上ないデビューシーズンを送った中島には、すでにステップアップの噂が飛び交っている。
鮮やかな技巧で決定的なプレーを連発するなど大車輪の活躍を見せ、『リトル・エンペラー(小さな皇帝)』とも謳われた日本代表MFには、今年1月にポルトが「金銭+保有選手の譲渡」という条件で獲得を打診したと報じられ、これに続くように、ドルトムント、ナポリ、マンチェスター・ユナイテッドといったメガクラブからの興味が、一斉に伝えられた。
鮮やかな技巧で決定的なプレーを連発するなど大車輪の活躍を見せ、『リトル・エンペラー(小さな皇帝)』とも謳われた日本代表MFには、今年1月にポルトが「金銭+保有選手の譲渡」という条件で獲得を打診したと報じられ、これに続くように、ドルトムント、ナポリ、マンチェスター・ユナイテッドといったメガクラブからの興味が、一斉に伝えられた。
5月14日にFC東京からポルティモネンセへの完全移籍が発表された中島自身は、移籍をどう捉えているのか。気になる話題だけに、記者陣から質問が飛ぶと、「サッカーを楽しむことが大事だと思ってます」と落ち着いた表情で語った。
「移籍するとすれば、サッカーを楽しむことができるチームですね。まだ、具体的には考えていないです。ポルトガルという国も自分は凄く好きなので、色々ある選択肢のなかで考えていきたいです」
純粋に“楽しめる環境”を追い求めてポルトガルに渡った中島は、残るにしても、新天地を目指すにしても、来るロシア・ワールドカップのメンバー入りも噂される俊英への興味は尽きない。
取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)