稲本がプレーしていた13年前にも奇跡を起こす。
遡ること13年前、稲本潤一が所属していた04-05シーズンにも、一時は降格が濃厚と見られながら、WBAは最終節に逆転で残留を決めているのだ。
プレミアリーグ発足以降、最下位でクリスマスを迎えながら、降格を免れた初めてのチームとなり、この残留劇は「大脱出」として語り継がれている。
プレミアリーグ発足以降、最下位でクリスマスを迎えながら、降格を免れた初めてのチームとなり、この残留劇は「大脱出」として語り継がれている。
その時以上に条件は厳しい。とはいえ、アラン・パーデュー監督が解任され、コーチだったダレン・ムーアが暫定監督に昇格した34節以降、これで5戦負けなし。しかも、2位マンチェスター・ユナイテッドを敵地で破り、3位リバプールに2点のビハインドを追いつくなど、ここにきて驚くべき底力を発揮している。
バギーズ(WBAの愛称)ははたして、プレミアリーグ史に残る奇跡の残留を成し遂げることができるか――。