藤田氏「日本が得点を取りに行くときのピースに」
 そこで気になるのは、藤田氏がなぜ、堂安をロシア行きメンバーに推したかということだ。堂安の取材を終えた後、早速、氏にコンタクトを取ってみた。
 
「まずはゴールを決めているということ。フローニンゲンの10代の選手で5ゴール以上を決めたのは、ロッベン、スアレス、ジブコビッチ、そして堂安の4人だけ。凄いことだよね」
 
さらに、「90分間、試合に出続けている」「“個”でチャンスを作り出せる」という長所を藤田氏は指摘する。
                                    
			
						「まずはゴールを決めているということ。フローニンゲンの10代の選手で5ゴール以上を決めたのは、ロッベン、スアレス、ジブコビッチ、そして堂安の4人だけ。凄いことだよね」
さらに、「90分間、試合に出続けている」「“個”でチャンスを作り出せる」という長所を藤田氏は指摘する。
「僕の話の前提は、『ロシア・ワールドカップ日本代表は、ほとんどの時間、守りに回ることになる』ということ。このような試合展開が予想されるなか、僕は右のサイドハーフに本田圭佑と堂安を(コラムで)推した。このふたりを一緒に使う必要はないけれど、左利きのカードを右サイドに2枚持っておきたい。
 
本田に対しては、右サイドで時間を作ってほしい。ワールドカップで日本は防戦に回るだろうけれど、守ってばかりいたら選手の体力も集中力も持たないし、DFの選手はひと息付きたいはず。本田はひとりで時間を作れる選手だから、そこでボールをキープしてほしい。
 
堂安に求めるのは、日本が得点を取りに行くときのピースになること。現在のフローニンゲンでの活躍と、4年後のワールドカップのことも頭の片隅に置きながら、僕は堂安を躊躇なく推したんだ」
 
ローダJC戦後、堂安は次のように語っていた。
 
「19歳の日本人がオランダに来て、最初は舐められたところもありましたが、少しずつ黙らせて、黙った奴らが少しずつ味方になっていった。いまはもうキングですね」
 
この勝ち気な性格もまた、現在の日本代表に必要なものなのかもしれない。
 
取材・文●中田徹
本田に対しては、右サイドで時間を作ってほしい。ワールドカップで日本は防戦に回るだろうけれど、守ってばかりいたら選手の体力も集中力も持たないし、DFの選手はひと息付きたいはず。本田はひとりで時間を作れる選手だから、そこでボールをキープしてほしい。
堂安に求めるのは、日本が得点を取りに行くときのピースになること。現在のフローニンゲンでの活躍と、4年後のワールドカップのことも頭の片隅に置きながら、僕は堂安を躊躇なく推したんだ」
ローダJC戦後、堂安は次のように語っていた。
「19歳の日本人がオランダに来て、最初は舐められたところもありましたが、少しずつ黙らせて、黙った奴らが少しずつ味方になっていった。いまはもうキングですね」
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