今季の大久保嘉人は「組み立てもやる!」 新たな役割を受け入れたワケは?

カテゴリ:Jリーグ

江藤高志

2018年02月04日

「今はもう役割が変わったというか、状況を見てやりたい」

通算200得点まであと21ゴール。しかし、大久保はその数字にはこだわらないとも語る。写真:江藤高志

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 大久保が中盤に降りてゲームを組み立てる役割を進んで買って出ると発言を残しているのは「そうしないとたぶん、チームとして難しくなるかもしれない。ダメな時のフロンターレってそうだから」と考えているからだ。
 
 もちろん中村憲剛がいれば、その穴をカバーしてくれるのだが、ただその中村も含め、鬼木監督は今季の過密日程を乗り切るうえで、ターンオーバーを採用する。中村不在のチームで誰が試合を組み立てるのか。その答えのひとつが大久保のゲームメイクにある。
 
 大久保は中盤に誰も居なくなる状況について「もったいないよね」と表現する。省略された言葉は「点が取れる選手が居るのに」であろう。チームが点を取るためにやれることはすべてやる。その献身性が現われたのが、この沖縄合宿での大久保の戦いに見て取れた。
 
「今日などもそうですが、オレが下がって組み立てて、やる」と話す大久保は「前におった時(2016シーズンまで)は前でシュートを打ちましたが、今はもう役割は変わったというか、その時の状況を見てやりたい」と話す。「それがチームのためになるので」という想いがあるからだ。1年間のブランクを経て復帰した川崎で、大久保は役割の変化を受け入れている。
 
取材・文●江藤高志(川崎フットボールアディクト編集長)
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