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【小宮良之の日本サッカー兵法書】ハリルにとっても国内組にとってもE-1選手権は「最後のチャンス」

カテゴリ:連載・コラム

小宮良之

2017年12月03日

世界と戦えるJリーガーを見極め、見出す

北朝鮮に敗れ、韓国、中国には引き分けで決勝リーグ最下位に終わった2015年大会(写真)の日本。今回は結果も、来夏に向けての収穫も多く望まれる。写真は中国戦でゴールを挙げた後の武藤。 (C) Getty Images

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 Jリーグのプレーインテンシティーが低いのは分かる。欧州の4大リーグ(スペイン、イングランド、イタリア、フランス)の2部リーグと比べても、プレッシャーが弱いなかでのプレーになっている。球際での激しさやコンタクトプレーには差がある。
 
 しかし、だからといって「Jリーガーのプレーは、欧州の2部で通用しない」と考えるのは短絡的だろう。高いインテンシティーのなかでもプレーできる選手はいるし、順応できる選手もいる。
 
 ハリルホジッチは今回のE-1選手権で、世界と戦えるJリーガーを見極め、見出すのが仕事になる。1人でも、2人でも、新たに代表メンバーに加えられないと、ロシアW杯では厳しい戦いを余儀なくされるだろう。
 
 先日のベルギー戦で好プレーを見せた長澤和輝(浦和)や山口のように、Jリーグにも“素材”はあるだけに、あとは“料理長”の腕前次第だ。
 
文:小宮 良之
 
【著者プロフィール】
こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『おれは最後に笑う』(東邦出版)など多数の書籍を出版しており、今年3月にはヘスス・スアレス氏との共著『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』(東邦出版)を上梓した。
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