【インタビュー】パブロ・オスバルド(ユベントス)「50歳になっても同じ自分でいたい」

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2014年05月04日

「この先アルゼンチンで生活することは想像できない」

「人の目は気にならない。おそらくチームメイトは僕のことを、理解しがたいヤツだと思っているんじゃないかな(笑)」

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 ――仮想の質問ですが、50歳の自分に何を聞きたいですか? 逆に、イタリアに来たばかりの19歳の自分には何と?
「今と同じ自分でいるかどうかを聞いてみたいね。もしそうだったら、とてもうれしいよ。今の自分の好きな部分を、これからも残していきたいと思っているんだ。そして19歳の自分に対しては、落ち着いて物事に取り組むよう忠告したいね。若い頃の僕は、何でもすぐに手に入れたいと思っていたし、サッカーでもただプレーしたいという気持ちしかなかったんだ。今思えば、もう少し待つことを知るべきだったと思う。あとは、その時々を楽しむということかな。ずっと突っ走るばかりじゃなく、少し足を止めて何かを心から楽しむことは必要だね。幸い今の僕は、周囲の影響のおかけで、そういったことができる人間になれたよ」
 
――あなたについてよく言われていることで、間違っていることを指摘してください。
「僕のことを、酒やクスリを使って人生を楽しもうとしている愚かな人間と見なしているヤツがいるけど、まったくデタラメだし、どうしてそんなウソをでっち上げるのか理解できないよ」
 
――サッカー選手はよく、発言に内容がないと言われますが?
「それは、ジャーナリストが同じことばかり聞くから、こちらも同じ答えの繰り返しになってしまうんだよ(笑)。まあそれは冗談として、こちらがサッカー選手として取材を受けているのに、相手はゴシップネタばかり狙っているというケースはよくある。またサッカーのことであっても、裏の話や人間同士の諍いについてばかり聞かれることもね。そういうのも原因のひとつだと思うよ」
 
――では、こういう質問をしてほしいというのはありますか?
「聞いてほしいことなんて別にないけど、理解できないのは、インタビュアーが初めから結論ありきで、無理やり言葉を引き出そうとしたり、わざと挑発してみたり、発言を歪曲したりすること。本当の意味で、サッカーを話題にして話す人は本当に少ないんだ」
 
――あなたは旅行好きだということですが、この先、どこで生活し、プレーしたいですか?
「そのことは、ガールフレンドともよく話をするけど、答はなかなか出ないんだ。生まれ故郷であるアルゼンチンには、彼女の仕事もあるので、帰ることはあるけど、そのまま生活することは想像できないね。一度ヨーロッパに住むと、やっぱりアルゼンチンは未開発な部分が多いし、まるでタイムマシンで50年代に戻ったような感覚になるんだ」
 
――あなたは28歳にして4人の子どもの父親ですが、彼らに何を与えてあげたいと考えていますか?
「子どもたちとは離れて暮らしおり、また異母兄弟ということで、デリケートで難しい部分も多いけど、できるだけ普通の親子の関係でいられるように、いつも努力しているよ」
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