最初のコンタクトでポジティブな感触。
【バルセロナ】A・サンチェス、ユベントス移籍に前向き
ウディネーゼでブレイクしてバルセロナに引き抜かれたアレクシス・サンチェスは、イタリアを忘れたわけではなかった。ユベントスが獲得に興味を持ってアプローチし、最初のコンタクトでポジティブな感触を得た模様だ。
バルセロナはFIFAによる移籍オペレーション禁止処分が最終的にどうなるかという不確定要素を抱えている。しかし、A・サンチェスの後釜として、エバートンにレンタル中の逸材ジェラール・デウロフェウを呼び戻すことはいずれにしても可能であり、ユベントスが正式なオファーを出せば、バルサも交渉のテーブルに着く用意はあるとみられる。
【ナポリ】右SBマッジョの後釜としてヤンマートに注目
ナポリは、クリスティアン・マッジョがチームを去った場合に後釜となる右SBとして、フェイエノールトのオランダ代表ダリル・ヤンマートに注目している。今夏のメルカート(移籍マーケット)で最も優先順位の高いボランチの補強に関しては、引き続きマキシム・ゴナロン(リヨン)を本命としつつ、サンドロ(トッテナム)の動向からも目を離していない。トッテナムの新監督が中盤をどう構想するか次第だ。
【ラシン・クラブ】会長がイタリアを訪れ複数のクラブと交渉に
アルゼンチンの名門ラシン・クラブのビクトル・ブランコ会長が4月28日からイタリアを訪れ、いくつかのクラブと移籍交渉を持つ予定だ。最大の目的は、インテルとの契約が6月に満了するOBのディエゴ・ミリートの獲得。加えて、他のクラブでプレーしている元ラシン勢の呼び戻しも画策しており、リカルド・セントゥリオン(ジェノア)、ルーカス・カストロ(カターニャ)がそのターゲットだ。
獲得だけではない。以前にも取り上げたラシン所属のファンタジスタ、ロドリゴ・デ・パウルにウディネーゼが興味を示しているため、その交渉も進める予定だ。ただし、こちらは両者の希望にまだかなりの開きがあるようだ。
【翻訳:片野道郎】
【翻訳者からのごあいさつ】
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
ウディネーゼでブレイクしてバルセロナに引き抜かれたアレクシス・サンチェスは、イタリアを忘れたわけではなかった。ユベントスが獲得に興味を持ってアプローチし、最初のコンタクトでポジティブな感触を得た模様だ。
バルセロナはFIFAによる移籍オペレーション禁止処分が最終的にどうなるかという不確定要素を抱えている。しかし、A・サンチェスの後釜として、エバートンにレンタル中の逸材ジェラール・デウロフェウを呼び戻すことはいずれにしても可能であり、ユベントスが正式なオファーを出せば、バルサも交渉のテーブルに着く用意はあるとみられる。
【ナポリ】右SBマッジョの後釜としてヤンマートに注目
ナポリは、クリスティアン・マッジョがチームを去った場合に後釜となる右SBとして、フェイエノールトのオランダ代表ダリル・ヤンマートに注目している。今夏のメルカート(移籍マーケット)で最も優先順位の高いボランチの補強に関しては、引き続きマキシム・ゴナロン(リヨン)を本命としつつ、サンドロ(トッテナム)の動向からも目を離していない。トッテナムの新監督が中盤をどう構想するか次第だ。
【ラシン・クラブ】会長がイタリアを訪れ複数のクラブと交渉に
アルゼンチンの名門ラシン・クラブのビクトル・ブランコ会長が4月28日からイタリアを訪れ、いくつかのクラブと移籍交渉を持つ予定だ。最大の目的は、インテルとの契約が6月に満了するOBのディエゴ・ミリートの獲得。加えて、他のクラブでプレーしている元ラシン勢の呼び戻しも画策しており、リカルド・セントゥリオン(ジェノア)、ルーカス・カストロ(カターニャ)がそのターゲットだ。
獲得だけではない。以前にも取り上げたラシン所属のファンタジスタ、ロドリゴ・デ・パウルにウディネーゼが興味を示しているため、その交渉も進める予定だ。ただし、こちらは両者の希望にまだかなりの開きがあるようだ。
【翻訳:片野道郎】
【翻訳者からのごあいさつ】
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)