【現地発】日本代表MF、小林祐希のメンタルを鍛え上げた「ブレインストレッチ」って!?

カテゴリ:海外日本人

中田徹

2017年05月08日

「脳をいかに鍛えるか?」はサッカー界のトレンドになりつつある。

脳トレを積極的に取り入れている小林。そのメンタル面の成長は、いずれ日本代表でのプレーにも活かされるか。 (C) Getty Images

画像を見る

「脳をいかに鍛えるか」というのは現在、サッカー界でも注目されている要素であり、オランダの強豪クラブ、PSVには“ブレイン・トレーナー”と呼ばれるスタッフがいるというほどだ。
 
 そこで筆者は、オランダの名門スパルタでコンディショニングトレーナーを務める相良浩平氏とコンタクトを取り、事情を聞いてみた。
 
「スパルタでは週に1回、試合の2日前にヨガを45分ぐらい取り入れてます」とブレイン・トレーニングの存在を明かした相良氏は、さらにその詳細を明かしてくれた。
 
「タイミングは昼食を食べて、昼寝をとってからです。アレックス・パストール監督はこの分野を非常に勉強していて、本当は瞑想を取り入れるつもりだったのですが、実際に選手に瞑想をやらせるのは壁が高い。しかし、ヨガなら身体の動きもあるから、選手はストレッチの感覚で取り組むことができます」
 
 ヨガをすることによって、選手の意識を呼吸に集中させていき、やがて脳を“無”の状態に持っていくことができる。その結果、思考をコントロールすることに繋がり、ピッチの上でも感情を乱すことなくプレーできるようになるのだ。
 
 小林は、「スタイン(スハールス)が、俺に『祐希は瞑想を知っているか?』と聞いてきたので、『俺はもうやってるよ』と答えました。他の選手も結構、瞑想に興味を持ってるみたいですね」と証言する。
 
 サッカー界で注目を集めつつある脳トレーニング。小林はこれを積極的に取り入れ、すでにイエローカード減少などといった形で、その効果を証明している。
 
取材・文:中田徹
 
【関連記事】
【現地発】“ノッてる男”ハーフナーが止まらない!完全復活の舞台裏に迫る
【黄金世代】第1回・小野伸二「なぜ私たちはこのファンタジスタに魅了されるのか」(♯1)
【東京V】元日本代表ボランチ、橋本英郎が描き出す「J2リーグ最新勢力図」
モウリーニョが「ヴェンゲルは審判に圧力をかけすぎ」、「トップ4入りは不可能」と恨み節&プレミア白旗宣言
“炎上”の長友が汚名返上ならず…再び現地メディアに酷評される

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ