【磐田】中村俊輔がサックスブルーの決意。「ジュビロイズムを身体に染み込ませる」

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2017年01月13日

一方、中村が語った名波監督の現役時代の印象は?

記者会見で抱負を語る名波監督と中村俊輔。日本を代表するふたりのレフティが“夢の共演”を磐田で実現。(C)SOCCER DIGEST

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 中村は次のように語った。

「(名波監督が)ジュビロでプレーされていた頃、サッカーをよく知っていると思いました。余計なタッチがなく、後ろからも前からも見えている印象があった。日本代表では、トルシエ時代のアジアカップが印象に残っています」
 
 そのように日本代表が優勝を果たした2000年のサウジアラビア大会について振り返った。
 
「僕が中盤の左サイド、名波さんはボランチでプレーしていました。監督の指示がなくても、名波さんはポジションチェンジを自然としてくれた。僕がサイドでやっているストレスを感じ取り、僕が中でプレーできるようにしてくれて。そのように自分のプレーを出すだけではなく、メンタル面まで見えていた。そういった他の選手とは異なる、見えないところで差を出していたように思います」
 
 まさに以心伝心といえるつながり。そのようにふたりのレフティは目には見えないところで、通底しながらプレーしていたと言うのだ。
 
「あとはバスで移動する際、後ろからミスチルの歌が聞こえてきて、あれスピーカーか? と思ったら名波さんが歌っていたんです。本物かと間違えるぐらい、上手かった(笑)。僕にとってお兄さんであり、お父さん。そういった信頼関係を、どんどん作っていきたいと思います」
 
その信頼関係が、磐田の新たなパワーになることは間違いない。
 
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