【日本代表】いまや〝不動″ではない。欧州組が不遇に苦しむ現状に、長友佑都は何を想う

カテゴリ:日本代表

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2016年10月05日

ハリルホジッチ監督の優遇も、そう長くは続かない。

酒井宏(右)と酒井高(中央)がクラブでフル出場を続ける状況とあって、SBのポジション争いは激化。長友は正念場を迎えている。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 多くの〝欧州組″が不遇に苦しむなかで、長友と同ポジションの酒井高徳と酒井宏樹はリーグ戦でフル出場を続けているのだ。
 
 長友は「代表というのはポジション争いがないとダメだし、コンディションの良い選手が出て来ないといけない。それは監督が判断するのでね。試合に出るにしても出ないにしても、しっかりとチームサポートできる存在でいないといけない。それは僕だけじゃなくて、一人ひとり、みんながそう」と競争を歓迎した。
 
 ハリルホジッチ監督も、メンバー発表の会見で「川島、長友、吉田、長谷部、香川、清武、本田、岡崎、宇佐美、武藤を除けてしまうと、誰と交代しますか? かなり難しいですよね。だからこのような選択(メンバーから外すこと)は私にはできないということです」と語ったように、代表では不動の主力として扱われている。

 もちろん実績を考えれば、2008年から招集され続け、2度のワールドカップに出場している長友は、外しにくい。しかし、同じポジションを争う酒井宏と酒井高が好調とあれば、指揮官の優遇もそう長くは続かないだろう。
 
 今、長友は正念場を迎えている。10月シリーズでの奮起に期待したい。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)

9月21日発売号のサッカーダイジェストの特集は「日本はワールドカップに辿り着けるのか」。ハリルジャパンの危機説を、「本当に日本は弱くなかったのか?」など“10の論点”から検証します。ルーツ探訪では小林祐希選手が登場。

画像を見る

【関連記事】
【日本代表】誇りを胸に闘志を燃やす長友佑都。イラクの左SBには要注意!
【日本代表】ハリル解任論がくすぶる現状に、本田は「考えたことがなかった」
【日本代表】1か月余りのドイツ挑戦で得たもの。浅野拓磨が感じた“ツヴァイカンプフ”の重要性
【日本代表】ミランでの実戦不足が懸念される本田は、現状をどう受け止めているのか?
【日本代表】欧州組を悩ます時差問題と実戦離れ。長谷部の見解は?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ