【日本代表】いまや〝不動″ではない。欧州組が不遇に苦しむ現状に、長友佑都は何を想う

カテゴリ:日本代表

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2016年10月05日

〝欧州組″がクラブで試合に出られていない状況について、強気の姿勢を示すも…。

「ハードなトレーニングをしてきた」と語る長友だが、クラブで満足のいく出場機会は得られず。試合勘の欠如は否めないか。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 10月4日、ロシア・ワールドカップのアジア最終予選、イラク戦とオーストラリア戦に臨む日本代表が、さいたま市内でトレーニングを行なった。
 
 この日合流したインテルの長友佑都は、ミランの本田圭佑とともに別メニューで練習をスタート。2連戦に向けて、調整を進めた。
 
 やはり〝イタリア組″の注目度は高いようで、両者は練習後の取材で多くの報道陣に取り囲まれた。しかし、代表では抜群の存在感を発揮するふたりも、クラブでは思わしくない状況が続く。
 
「かなりハードなトレーニングをしてきたので、コンディション的には問題ない」と調子が悪くないことをアピールした長友だが、2日のセリエA・7節のローマ戦では、リーグ戦で開幕戦以来の出場も、プレー時間は28分とアディショナルタイムのみ。9月15日のヨーロッパ・リーグのハポエル戦からフル出場はない。
 
 さらに今シーズンは長友だけでなく、本田も、セビージャの清武弘嗣も、ドルトムントの香川真司でさえ、満足のいく出場機会を得られておらず、試合勘の欠如が懸念される。
 
 それでも長友は焦りを見せず、〝欧州組″がクラブで試合に出られていない状況について、強気の姿勢を示した。
 
「みんなそれぞれ経験があると思う。もちろん(今までも)出られない時期もあったと思いますし、僕自身も去年出られない時期はあった。でもその時に自分が何をしなければいけないかというのは今も変わってない。だから、やることは変わらないと思います」
 
 長友や本田らは、過去にも出場機会を得られず、苦しい時期を過ごした。それでも、その度に自らのやるべきことをこなし、その苦境を乗り越えてきた。そんな世代だからこその言葉だろう。しかし、長友自身の事態は意外と深刻だ。
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