「受け身にならないこと。悪い意味でのプレッシャーを感じないこと」。
ロシア・ワールドカップ・アジア最終予選を戦うハリルジャパンは、初戦のUAE戦、続くタイ戦を終えて、1勝1敗の勝点3で現在はグループ3位にいる。
UAEには敗れ、まさかの黒星スタートとなり、いきなり難しい立場に立たされているのは事実。今回の10月シリーズではホームでイラク、そしてアウェーでオーストラリアと対戦する。どちらかに敗れれば、ロシア行きはさらに遠のいてしまう。
そうなれば当然、ハリルホジッチ監督の進退問題が取り沙汰されるだろう。このままチームを任せてもいいのか。その意味で、10月シリーズはひとつのターニングポイントになり得るだろう。
重要な2連戦を前に、本田の心境はこうだ。
「ネガティブなことを言えば、そういうことまで考えなければいけないのでしょうけど、それをジャッジするのは我々ではないですし。我々は勝点3を取りに行くわけですから。むしろ、そんなことは考えたことがなかった」
もっとも、“ホームで2連敗”は絶対に避けなければならない。選手に求められるものとして、本田は「自信は一番、大事かなと思います。受け身にならないこと。悪い意味でのプレッシャーを感じないこと」と説く。
何度も修羅場をくぐり抜けてきた男は、最終予選でかかる重圧については「こんなのプレッシャーでもなんでもない」と言い放つ。今の日本代表を取り巻く環境に心を配りながらも、本田自身は勝利しか考えていない。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
UAEには敗れ、まさかの黒星スタートとなり、いきなり難しい立場に立たされているのは事実。今回の10月シリーズではホームでイラク、そしてアウェーでオーストラリアと対戦する。どちらかに敗れれば、ロシア行きはさらに遠のいてしまう。
そうなれば当然、ハリルホジッチ監督の進退問題が取り沙汰されるだろう。このままチームを任せてもいいのか。その意味で、10月シリーズはひとつのターニングポイントになり得るだろう。
重要な2連戦を前に、本田の心境はこうだ。
「ネガティブなことを言えば、そういうことまで考えなければいけないのでしょうけど、それをジャッジするのは我々ではないですし。我々は勝点3を取りに行くわけですから。むしろ、そんなことは考えたことがなかった」
もっとも、“ホームで2連敗”は絶対に避けなければならない。選手に求められるものとして、本田は「自信は一番、大事かなと思います。受け身にならないこと。悪い意味でのプレッシャーを感じないこと」と説く。
何度も修羅場をくぐり抜けてきた男は、最終予選でかかる重圧については「こんなのプレッシャーでもなんでもない」と言い放つ。今の日本代表を取り巻く環境に心を配りながらも、本田自身は勝利しか考えていない。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

9月21日発売号のサッカーダイジェストの特集は「日本はワールドカップに辿り着けるのか」。ハリルジャパンの危機説を、「本当に日本は弱くなかったのか?」など“10の論点”から検証します。ルーツ探訪では小林祐希選手が登場。