協会も有事に備えて、準備は進めているはず。

イラクとは、昨年6月のキリンチャレンジカップで対戦し、本田(4番)や岡崎(9番)らがゴールを決め、4-0と完勝。今予選ではすでに2連敗している相手に、負けるわけにはいかない。(C)SOCCER DIGEST
当時とは最終予選の試合数も、勝敗も、対戦相手も、スケジュールも、アジアにおける日本の位置付けも違っている。それだけに、単純に比較することはできないが、代表チームを取り巻く“空気感”は似ている気がする。
今はまだ嵐の前の静けさか。たとえイラクに勝ったところで、オーストラリア戦の結果次第では、「負けた時は、私を批判してください」と宣言しているハリルホジッチ監督は、いかなる行動に出るのか。自ら身を引くこともあり得るのか。
有事に備えて、協会も準備を進めているはずだ。イラクに敗れ、監督交代に踏み切った場合、選択肢は限られているだろう。
歴史は繰り返されるのか。冒頭の質問に対し、ハリルホジッチ監督は「勝つべき試合で負けてしまいましたが、日本代表だけの責任だったのかなという気もします」と、誤審でゴールが取り消されたUAE戦に言及し、次のように結んだ。
「みなさんが、私の他に違う監督を連れてきたいのであれば、また別の話ですけど、まだまだやるべきことはありますから」
イラク戦が「Xデー」にならないよう、周囲の雑音を吹き飛ばす勝利を期待したい。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
今はまだ嵐の前の静けさか。たとえイラクに勝ったところで、オーストラリア戦の結果次第では、「負けた時は、私を批判してください」と宣言しているハリルホジッチ監督は、いかなる行動に出るのか。自ら身を引くこともあり得るのか。
有事に備えて、協会も準備を進めているはずだ。イラクに敗れ、監督交代に踏み切った場合、選択肢は限られているだろう。
歴史は繰り返されるのか。冒頭の質問に対し、ハリルホジッチ監督は「勝つべき試合で負けてしまいましたが、日本代表だけの責任だったのかなという気もします」と、誤審でゴールが取り消されたUAE戦に言及し、次のように結んだ。
「みなさんが、私の他に違う監督を連れてきたいのであれば、また別の話ですけど、まだまだやるべきことはありますから」
イラク戦が「Xデー」にならないよう、周囲の雑音を吹き飛ばす勝利を期待したい。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

9月21日発売号のサッカーダイジェストの特集は「日本はワールドカップに辿り着けるのか」。ハリルジャパンの危機説を、「本当に日本は弱くなかったのか?」など“10の論点”から検証します。ルーツ探訪では小林祐希選手が登場。