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【日本代表】衝撃だった「寝ている選手がいた」発言。改めて問われるハリルホジッチの指導力

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2016年10月01日

選手に落とし込む作業が上手くいかなければ意味がない。

29日のメンバー発表会でのハリルホジッチ監督。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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「ビデオミーティングの時に寝ている選手もいました」
 
 先の代表メンバー発表の席で、ハリルホジッチ監督はこう言っていた。9月の代表活動のミーティング中(UAE戦の数日前)に居眠りをしていた選手がいるという事実には、少なからず衝撃を受けた。
 
 練習時間を十分に確保できないハリルホジッチ監督は、これまでピッチでのトレーニングはもちろんミーティングが重要というニュアンスのコメントを発してきた。しかし「寝ている選手」がいては、長丁場のミーティングをしても効果的ではないかもしれない。
 
 不思議なのは「(チーム合流から)2日間で7、8時間の時差を消すのは不可能」と自ら言っているにもかかわらず、そうしたミーティングに力を入れている点だ。
 
 ハリルホジッチ監督は10月に対戦する「イラクがどのようにプレーするか、オーストラリアがどうプレーしてくるかはすべて把握しています」と話しているが、ピッチの上で戦うのは監督ではない。要するに、選手に落とし込む作業が上手くいかなければ意味がないということだ。
 
 実際、9月のUAE戦でもハリルホジッチは「すべて把握」していながらチームを勝利に導けなかった。その反省からか、指揮官はこんな話もしていた。
 
「今回は映像を見る時間を短くする。その代わりに、(選手たちに)イラクとサウジアラビアの映像を事前に送っておこうかなと思います。2試合ほど選手に見て来いよと、合宿前に。そして合宿でミーティング時間を短くする。なぜかと言うとミーティングで寝ている選手がいる。それはきついですね。時差の関係で。皆さんは笑うかもしれませんが真実です。私は冗談を言うのが好きですが、冗談を言えない状況です」
 
 ミーティングをより意味のあるものにして、イラク、オーストラリアを打ち破れるか。ハリルホジッチ監督にとって、この2連戦は指導力が問われる戦いになるだろう。

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