躍動感に溢れるそのプレースタイルは、指揮官好みだ。

今年3月の候補キャンプには追加招集。以後はなかなか声がかからなかったが、8月から9月にかけての鹿島での活躍が評価されて、嬉しい代表初選出となった。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
フィジカルの強さを武器に、中盤で高いキープ力を見せていた永木は、この磐田戦でJ1通算100試合出場を達成した。
自身のメモリアルゲームを勝利で飾った5日後、天皇杯3回戦の岡山戦でも、右MF=柴崎、ボランチ=永木という役割分担は変わらず。そして、0-1で迎えた60分、左サイドからボールを持ち運ぶと、ペナルティエリアの外から右足を強振。強烈なミドルシュートを突き刺してみせる。
最終的には、相手のオウンゴールもあり、逆転勝ちを収めたこの試合を、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が視察していた。価値ある同点弾は「相手に当たってコースが変わり、ラッキーだった」(永木)が、これ以上ないアピールとなった。
13節・新潟戦でも中盤の構成に変更はなく、チームも2-0と危なげなく勝点3を積み上げる。10月シリーズに向け、代表のメンバー選考が本格化するタイミングで、永木はピッチに立ち、持てる能力をいかんなく発揮していた。
そして9月29日、ハリルホジッチ監督が選んだ26人のリストに、初めて永木が入った。豊富な運動量を武器にピッチを縦横無尽に走り回り、素早く攻守を切り替え、球際に激しく行く“デュエル”も問題ない。躍動感に溢れるそのプレースタイルは、指揮官好みと言えよう。
守備的ボランチの序列では、長谷部誠、山口蛍に次ぐ三番手だが、上り詰めていく成功体験がある。閉塞感が漂う今の代表を活性化させるような躍進を期待したい。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
自身のメモリアルゲームを勝利で飾った5日後、天皇杯3回戦の岡山戦でも、右MF=柴崎、ボランチ=永木という役割分担は変わらず。そして、0-1で迎えた60分、左サイドからボールを持ち運ぶと、ペナルティエリアの外から右足を強振。強烈なミドルシュートを突き刺してみせる。
最終的には、相手のオウンゴールもあり、逆転勝ちを収めたこの試合を、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が視察していた。価値ある同点弾は「相手に当たってコースが変わり、ラッキーだった」(永木)が、これ以上ないアピールとなった。
13節・新潟戦でも中盤の構成に変更はなく、チームも2-0と危なげなく勝点3を積み上げる。10月シリーズに向け、代表のメンバー選考が本格化するタイミングで、永木はピッチに立ち、持てる能力をいかんなく発揮していた。
そして9月29日、ハリルホジッチ監督が選んだ26人のリストに、初めて永木が入った。豊富な運動量を武器にピッチを縦横無尽に走り回り、素早く攻守を切り替え、球際に激しく行く“デュエル”も問題ない。躍動感に溢れるそのプレースタイルは、指揮官好みと言えよう。
守備的ボランチの序列では、長谷部誠、山口蛍に次ぐ三番手だが、上り詰めていく成功体験がある。閉塞感が漂う今の代表を活性化させるような躍進を期待したい。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

9月21日発売号のサッカーダイジェストの特集は「日本はワールドカップに辿り着けるのか」。ハリルジャパンの危機説を、「本当に日本は弱くなかったのか?」など“10の論点”から検証します。ルーツ探訪では小林祐希選手が登場。