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【柏】先制点を挙げるも終盤に一瞬の隙を突かれ……。中谷進之介が神戸戦で感じた「今までとの違い」

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2016年09月18日

ブラジル人ふたりは不調だった。

悔しいドロー決着となった神戸戦では、新たな課題が……。柏はこの壁を乗り越えられるか。(C)J.LEAGUE PHOTOS

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 主導権を握っていた前半には、中谷と中山からクリスティアーノやD・オリヴェイラを狙ったロングボールが出ていたが、神戸が素早いプレスをかけてきた後半は、その回数が激減。展開力を失ったチームは、そのプレスを掻い潜れず、徐々にリズムを崩し、流れを譲り渡した。

 いつもであれば、押し込まれる時間帯でも、クリスティアーノやD・オリヴェイラの個人技で強引に相手を押し返せていた。しかし、この日ふたりは不調だった。クリスティアーノは細かいミスが散見され、D・オリヴェイラはラインの高い神戸守備陣の対応にはまり、徐々に孤立していった。
 
 そして、守勢に回ったチームは、必然的に中盤が下がり気味になり、前線との距離が間延び。攻撃陣とのギャップが広がった。カウンターを仕掛ける場面は何度かあったが、そのほとんどは伊東が独力で持ち運んだ形で、CBからロングパスで裏に抜け出す形は、後半はあまり見られなかった。
 
「自分たちでもっと攻撃につながるパスを出せれば良かったですけど、前との距離がちょっと遠くて、なかなかうまくいきませんでした。良い時のうちだとあそこで守り切れて、カウンターで点を取れていた。そこは今までとの違い」
 
 中谷がそう語るように、クリスティアーノとD・オリヴェイラのカウンターをケアされた神戸戦は、相手を押し返せなくなった時の次善策の必要性を感じさせた。柏はこの壁を乗り越えられるか。今後の戦いに注目したい。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)

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