柏のディフェンス陣は、良い意味で予想を裏切った。
[J1第2ステージ11節]柏2-0鹿島/9月10日/日立柏サッカー場
第2ステージの柏は、とりわけ得点力が目立つチームだ。クリスティアーノ、ディエゴ・オリヴェイラ、伊東という強力3トップを擁し、10節を終えて、首位の川崎(22得点)に次ぐ21得点。ゴールを奪えなかったのは、2節の浦和戦(0-2)のみで、3得点以上したのが4試合と、好調ぶりがうかがえた。
そのリーグ屈指の攻撃に対し、守備は安定感を欠いている。何気ないパスミスや、クリアミスを繰り返し、第2ステージの10節終了時点で17失点。降格圏に沈む湘南(20失点)、福岡(19失点)、名古屋(18失点)の3チームに続き、リーグ4番目に多い数字だった。
そんななかで迎えた11節の鹿島戦。当然懸念は守備で、金崎夢生らを擁する攻撃陣を抑えられるのか、という疑念はどうしても拭えなかった。
しかし、この日の柏ディフェンス陣は、その予想を良い意味で裏切った。セットプレーでも集中した守備を披露し、イージーミスもほとんどなし。金崎、赤﨑の2トップに対して、巧みなラインコントロールで、プレースペースを与えず、無失点に抑えたのだ。
その中でも、特に際立っていたのが、CBの中谷進之介だった。
若干20歳のディフェンスリーダーは、金崎との1対1に対しても、一歩も引くことなく競り合い、激しくかつ的確に対応。そして、金崎が下がってボールを受けた時も、ラインを高く設定し、出足の鋭い寄せで相手のエースから自由を奪った。
「今日はCBふたりの安定感が増してきている印象を受けました。中谷に関しては、まずボールをしっかり動かすことと、対人のところ、ヘディングの競り合いを含めて、少しずつ力強さが出てきている。後ろのふたりが安定していることが、今の好調につながっているのかなと思います」と下平隆宏監督も、中谷のパフォーマンスを称賛した。
本人も「(中山)雄太ともお互いを分かり合えているし、ラインコントロールがしっかりできたし、攻めの姿勢を貫けた。相手に合わせないで、自分たちで主導権を握ってできたと思います。今日は良い勝利でした」と7節ぶりの完封勝利は、攻めの姿勢を貫いた結果だと振り返った。
そして、その攻撃的なスタンスが最も表れていた金崎とのマッチアップにも言及する。
第2ステージの柏は、とりわけ得点力が目立つチームだ。クリスティアーノ、ディエゴ・オリヴェイラ、伊東という強力3トップを擁し、10節を終えて、首位の川崎(22得点)に次ぐ21得点。ゴールを奪えなかったのは、2節の浦和戦(0-2)のみで、3得点以上したのが4試合と、好調ぶりがうかがえた。
そのリーグ屈指の攻撃に対し、守備は安定感を欠いている。何気ないパスミスや、クリアミスを繰り返し、第2ステージの10節終了時点で17失点。降格圏に沈む湘南(20失点)、福岡(19失点)、名古屋(18失点)の3チームに続き、リーグ4番目に多い数字だった。
そんななかで迎えた11節の鹿島戦。当然懸念は守備で、金崎夢生らを擁する攻撃陣を抑えられるのか、という疑念はどうしても拭えなかった。
しかし、この日の柏ディフェンス陣は、その予想を良い意味で裏切った。セットプレーでも集中した守備を披露し、イージーミスもほとんどなし。金崎、赤﨑の2トップに対して、巧みなラインコントロールで、プレースペースを与えず、無失点に抑えたのだ。
その中でも、特に際立っていたのが、CBの中谷進之介だった。
若干20歳のディフェンスリーダーは、金崎との1対1に対しても、一歩も引くことなく競り合い、激しくかつ的確に対応。そして、金崎が下がってボールを受けた時も、ラインを高く設定し、出足の鋭い寄せで相手のエースから自由を奪った。
「今日はCBふたりの安定感が増してきている印象を受けました。中谷に関しては、まずボールをしっかり動かすことと、対人のところ、ヘディングの競り合いを含めて、少しずつ力強さが出てきている。後ろのふたりが安定していることが、今の好調につながっているのかなと思います」と下平隆宏監督も、中谷のパフォーマンスを称賛した。
本人も「(中山)雄太ともお互いを分かり合えているし、ラインコントロールがしっかりできたし、攻めの姿勢を貫けた。相手に合わせないで、自分たちで主導権を握ってできたと思います。今日は良い勝利でした」と7節ぶりの完封勝利は、攻めの姿勢を貫いた結果だと振り返った。
そして、その攻撃的なスタンスが最も表れていた金崎とのマッチアップにも言及する。