鹿島戦は、伊東の快足が生きる環境だった。
[J1第2ステージ11節]柏2-0鹿島/9月10日/日立柏サッカー場
第2ステージで上位を窺う柏が、第1ステージ覇者・鹿島をホームに迎えた一戦は、どちらも出足の鋭いプレスで自由を奪い合う、均衡状態が続いていた。
前節の川崎戦でふくらはぎを負傷した柏の伊東純也は、この日は先発を回避。前半はベンチから戦況を眺めた。出番が回ってきたのは、55分だった。武富孝介に代わってピッチに送り出されると、その3分後に大仕事をやってのける。
サイド奥深くでパスを受けた伊東は、そのまま対面する山本脩斗を持ち前のスピードで振り切り、長距離クロスを供給。D・オリヴェイラの得点をアシストしたのだ。
このゴールで前掛かりになった鹿島に対して、柏はカウンターからさらに1点を追加。結果的に柏が快勝を収めるのだが、58分の伊東のプレーが、試合の大勢を決したと言っても過言ではないだろう。
伊東はアシストのシーンをこう振り返る。
「イメージどおりでしたね。あんなにうまくいくとは思ってなかったですけど、綺麗にいきました。ゴール前にはディエゴ(・オリヴェイラ)しかいなかったんですけど、見えてたので、そこに上げようと。決めるのも難しかったと思うんですけど、うまくディエゴ(・オリヴェイラ)が合わせて決めてくれたので、良かったです」
相手DF2枚の上を通過させ、D・オリヴェイラにピンポイントで合わせる技術は、見事だった。そのクロスを受けたD・オリヴェイラも「伊東はみなさんご存知のとおり、非常にスピードがある。伊東にボールが入った瞬間に、間違いなくスピードで相手を抜き切るだろうなと思いました。スピードと対人の強さを発揮して、さらに素晴らしいボールを入れてくれた。あの得点は、半分以上が伊東のおかげで取れたものだと思います」と称賛を惜しまない。
拮抗していた流れを一変させ、勝利の立役者となった伊東だが、その活躍には、前半から予兆があった。
「前半は0-0のまま進んでいて、ベンチで見ていて、(味方が)サイドで結構フリーで受けるシーンが多かったので、自分が入ったらどんどん仕掛けようと思っていました」
伊東がこう語るように、この日、鹿島は中央を閉じて、外に押し出す守備をしていたため、柏の両ウイングはある程度、自由にボールを持つ状況が多かった。つまり、伊東の快足が生きる環境だった。
ただし、伊東の活躍を予感させたのは、それだけではない。それは、相手が鹿島だったということ、そして、左SBに山本が入っていたということだ。
第2ステージで上位を窺う柏が、第1ステージ覇者・鹿島をホームに迎えた一戦は、どちらも出足の鋭いプレスで自由を奪い合う、均衡状態が続いていた。
前節の川崎戦でふくらはぎを負傷した柏の伊東純也は、この日は先発を回避。前半はベンチから戦況を眺めた。出番が回ってきたのは、55分だった。武富孝介に代わってピッチに送り出されると、その3分後に大仕事をやってのける。
サイド奥深くでパスを受けた伊東は、そのまま対面する山本脩斗を持ち前のスピードで振り切り、長距離クロスを供給。D・オリヴェイラの得点をアシストしたのだ。
このゴールで前掛かりになった鹿島に対して、柏はカウンターからさらに1点を追加。結果的に柏が快勝を収めるのだが、58分の伊東のプレーが、試合の大勢を決したと言っても過言ではないだろう。
伊東はアシストのシーンをこう振り返る。
「イメージどおりでしたね。あんなにうまくいくとは思ってなかったですけど、綺麗にいきました。ゴール前にはディエゴ(・オリヴェイラ)しかいなかったんですけど、見えてたので、そこに上げようと。決めるのも難しかったと思うんですけど、うまくディエゴ(・オリヴェイラ)が合わせて決めてくれたので、良かったです」
相手DF2枚の上を通過させ、D・オリヴェイラにピンポイントで合わせる技術は、見事だった。そのクロスを受けたD・オリヴェイラも「伊東はみなさんご存知のとおり、非常にスピードがある。伊東にボールが入った瞬間に、間違いなくスピードで相手を抜き切るだろうなと思いました。スピードと対人の強さを発揮して、さらに素晴らしいボールを入れてくれた。あの得点は、半分以上が伊東のおかげで取れたものだと思います」と称賛を惜しまない。
拮抗していた流れを一変させ、勝利の立役者となった伊東だが、その活躍には、前半から予兆があった。
「前半は0-0のまま進んでいて、ベンチで見ていて、(味方が)サイドで結構フリーで受けるシーンが多かったので、自分が入ったらどんどん仕掛けようと思っていました」
伊東がこう語るように、この日、鹿島は中央を閉じて、外に押し出す守備をしていたため、柏の両ウイングはある程度、自由にボールを持つ状況が多かった。つまり、伊東の快足が生きる環境だった。
ただし、伊東の活躍を予感させたのは、それだけではない。それは、相手が鹿島だったということ、そして、左SBに山本が入っていたということだ。