真価が問われるのは間違いない
もともと佐野は精神的な部分がパフォーマンスに表われやすい傾向がある。それはJリーグ時代もそうだった。代表では完全に定着したとも言い切れず、不安定な立場でやっていた分、迷いもあったのだろうが、このパラグアイ戦の堂々たる仕事ぶりで、一段階飛躍を遂げたと見ていいのではないか。
「次が大事だと思いますし、次に継続しつつ、より成長した姿を見せないといけないですし、勝利に貢献したいと思っているんで、今日の結果では満足できない。もっともっとできることはあるかなと感じます」
本人もいち早く14日のブラジル戦に目を向けていた。確かにブラジルは、佐野が過去に対戦したことがないであろう最高峰レベルのチーム。そこでボール奪取や縦への配球ができるかどうかで、彼自身の真価が問われるのは間違いないだろう。
「次が大事だと思いますし、次に継続しつつ、より成長した姿を見せないといけないですし、勝利に貢献したいと思っているんで、今日の結果では満足できない。もっともっとできることはあるかなと感じます」
本人もいち早く14日のブラジル戦に目を向けていた。確かにブラジルは、佐野が過去に対戦したことがないであろう最高峰レベルのチーム。そこでボール奪取や縦への配球ができるかどうかで、彼自身の真価が問われるのは間違いないだろう。
加えて言うと、自らアクションを起こせる選手になれるかどうかも重要なテーマ。代表での佐野を見ていると、遠藤航(リバプール)や鎌田、田中ら経験豊富な年長と組む時は思い切ったプレーを出せるが、自分がリーダーにならなければいけない局面では、物足りなさが垣間見えるのだ。ブラジル戦で先発となれば、おそらく鎌田とのコンビになるだろうが、相棒が誰だろうと「自分が周りを動かす」という自覚を持って取り組むことが肝要だ。
「誰と組んでも自分の良さを出しつつ、しっかりとバランスを取ってやらないといけない」と佐野は自戒を込めて話したが、次のブラジル戦で輝きを放つことができれば本物だ。
パラグアイ戦で評価を上げた佐野にとって、ここからが本当の勝負。8か月後の2026年北中米ワールドカップに向け、次戦で大きな弾みをつけなければいけない。注目の一戦での一挙手一投足をしっかりと見極めたいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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