佳境を迎えたワールドカップ欧州予選。現地時間10月10日には、グループA、B、D、Jの計8試合が開催された。
グループAは、ドイツがルクセンブルクに4−0、北アイルランドがスロバキアに2−0と勝利した結果、大混戦模様に。首位のドイツ、2位の北アイルランド、3位のスロバキアが勝点6で並び、予断を許さない状況となった。次戦(現地時間10月13日)のドイツ対北アイルランド戦は今後の行方を占ううえで大注目の一戦となる。
先が読めないのはグループJも同じ。健闘が光るのは、FIFAランク63位(9月18日現在)で伏兵の北マケドニアだ。同ランク8位のベルギーとのアウェーゲームで劣勢を強いられながらも奇跡のスコアレスドローで乗り切り、勝点12で首位をキープ。ベルギー(勝点11)よりも消化試合がひとつ多いとはいえ、W杯出場への希望を膨らませている。
グループDでは、フランスが独走態勢を築きつつある。ホームのアゼルバイジャン戦をエムバペのゴールなどで3−0と勝利し、今予選ここまで3戦全勝。首位通過はほぼ間違いないだろう。
グループBで3戦全勝なのが洗練された組織サッカーを展開するスイス。敵地のスウェーデン戦を2—0で制し、勝点9、総得点9、失点0と盤石である。
一方、スイスに敗れたスウェーデンは最下位に転落。曲者のコソボがスロベニアと引き分けて勝点を4に伸ばすなか、W杯出場12回の伝統国は今予選ここまで1分2敗でトップ通過はもはや絶望的だ。
この日の結果と、グループA、B、D、Jの順位表は以下のとおりだ。