【セルジオ越後】ボランチをかき集めても、『グランパス』という車はまっすぐ走らないね

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2016年07月16日

批判を受けるべき人間はいったい誰なのか。

若い小倉監督には、“監督兼GM”という重職はまだ荷が重かったか。二度と現場などやりたくない、と考えていなければいいが……。写真:田中研治

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 失敗なら失敗と認めて、新たな組織を作り、一からやり直す。もっとも、今のグランパスは、責任の所在がはっきりしていないようにも感じるよ。
 
 小倉監督兼GMの進退について、最終的な決断を下すのは、久米社長なのか、それともトヨタの社長でもある豊田会長なのか。批判を受けるべき人間はいったい誰なのか。そこがはっきりと見えてこないんだ。実際にそこがあやふやなら、組織としてはあまり健全ではない。
 
 いずれにせよ、日本が誇る大企業のトップがいるのに、チームがこの体たらくでは、トヨタのブランドイメージにも傷がつくのではないかと心配になるよ。
 
 過去の例を見れば、レッズも、サンフレッチェも、ガンバも、レイソルも、J2降格を経験し、逞しくなって戻ってきた。そしていずれのチームも、J1復帰後にはリーグ優勝を成し遂げている。
 
 体制を見直すためには、降格するのもありなのかもしれない。もちろん、降格を望むようなファンやサポーターはいないだろうけど……。

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