【リオ五輪代表】かつてA代表まで登りつめた男の復活はなるか。松原の運命の一戦が始まる

カテゴリ:日本代表

本田健介(サッカーダイジェスト)

2016年06月29日

「みんなと一日でも長くサッカーするためにはオリンピックに行くしかない」

復帰した新潟ではここ4試合フル出場中。右サイドから鋭いクロスを供給している。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 松原がブラジルの地を踏むのは難しい――、そんな声も囁かれるなか、しかしながら本人は決して諦めていなかった。5月29日のJ1第1ステージ・14節の仙台戦で67分から実戦復帰を果たすと、その後はルヴァン(ナビスコ)カップを含めて4試合連続でフル出場。6月11日の15節・大宮戦では手倉森誠監督の目の前で先制点の起点になるなどアピールした。
 
 そして運命の南アフリカ戦のメンバーにギリギリで滑り込む。
 
 今の状態に関しては「試合も結構フルでやれているので、コンディション的にはだいぶ良くなっている」と話す。加えて試合勘も「だいぶ戻って来た」という。
 
 南アフリカ戦へ向けては「またこうやってみんなと一緒にサッカーができる喜びを感じていますし、みんなと一日でも長くサッカーするためにはオリンピックに行くしかない。明日の試合でしっかりアピールできるように全力を尽くしたいと思います」と宣言する。
 
 SBはG大阪の藤春廣輝がオーバーエイジとして内定しており、CBとSBを務められる塩谷司も同じくオーバーエイジに内定している。
 
 すると18人の本大会メンバーのなか、U-23世代のSBに割り当てられる枠は「2」が妥当となる。ライバルは左右をこなせる亀川諒史、松原と同じく戦線復帰したばかりの室屋成だ。
 
 果たしてかつてA代表まで登りつめた俊英は復活を果たせるのか。ヒリヒリとする緊張感のなか、右サイドを果敢にアップダウンする松原の一挙手一投足に目を凝らしたい。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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