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[本田泰人の眼]サウジ戦の大きな収穫は? 伸びしろしかない20歳は海外で経験を積めばもっと化けるだろう

カテゴリ:日本代表

本田泰人

2025年03月28日

三~四番手の選手の出来がカギを握っている

誰が出ても高いパフォーマンスを維持できる陣容を揃えたい。(C)SOCCER DIGEST

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 選手の序列で言えば、左ウイングバックの一番手は三笘、二番手は中村。右のウイングバックの一番手は堂安律、二番手は伊東純也、三番手は今回のサウジアラビア戦で出場した菅原由勢だが、菅原は連係ミスが目立つ。二番目と三番目のレベル差は大きい。

 ボランチは、田中碧は悪くないが、一番手の遠藤航と守田英正との差がある。藤田譲瑠チマより佐野海舟のほうが遠藤の代わりになれるだけに育てるべきだろう。

 1トップの一番手は上田綺世、二番手は小川航基、三番手は前田大然といった具合に、一番手と二番手のレベル差、二番手と三番手のレベル差をワールドカップ本番までになくし、誰が出てもチーム力が変わらないことが理想だ。

 その点で言えば、瀬古歩夢に代わって初先発した高井幸大は大きな収穫だ。3バックは人材不足で、冨安健洋は負傷が多く計算できないうえ、一番手の板倉滉、町田浩樹、伊藤洋輝を除けば、なかなか見当たらない。
 
 高井の良さは20歳という年齢であることだ。伸びしろしかない。Jリーグにいてもこれだけできるのだから、早く海外で経験を積んだらもっと化けるだろうが、この日のプレーを見ても1対1の対応が良く、視野が広いからパスコースが豊富だ。前線につけるビルドアップのパスも、外への安全なパスではなく、中央へのパスをしっかり狙っていた。

 外経由のパス回しになると、相手にとって守りやすくなるもの。だから、受け手がマークを背負っても遠い足へしっかりパスを出さないと攻撃に怖さが出てこない。板倉、伊藤、冨安、谷口彰悟もそれができるが、瀬古はできていないのが課題だ。

 2026年のワールドカップは北中米開催のため、過密日程のうえ移動が激しい。誰が出てもパフォーマンスが落ちないようにするには、三~四番手の選手の出来がカギを握っている。月並みだが、所属クラブに戻って成長することが、日本代表のレベルアップにつながる。6月シリーズでは、今回の高井のような新たな発見があることを期待したい。

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