ヴァツケCEOが求めているのは、最低でも3500万ユーロ。
フンメルスの移籍が成立するかどうかは、バイエルンがドルトムントの要求額を支払うかが焦点だ。
ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOが求めているのは、最低でも3500万ユーロ(約49億円)。残り1年で契約が切れる選手に設定する移籍金としては高く、そもそもバイエルンが優先的な強化ポイントではないCBにそこまでの大枚を叩くとは思えないが……。
仮にバイエルンが手を引き、フンメルスが残留する運びとなれば、批判的なファンたちはそれを受け入れるだろうか。一部のファンは即解雇、少なくともキャプテンマークの剥奪を望んでいるだけにいきなりは難しいかもしれない。だが、時間の経過とともに怒りは収まっていくはずだ。
逆にバイエルンに移籍するとしても、おそらくゲッツェで“相殺”することはないだろう。ヴァツケCEOとトゥヘル監督が、このMFの復帰を望んでいるとは思えないからだ。もしかすると、ゲッツェはフンメルスの移籍交渉における戦略の一部なのかもしれない。
文:マルクス・バーク
翻訳:円賀貴子
【著者プロフィール】
Marcus BARK(マルクス・バーク)/地元のドルトムントに太いパイプを持つフリージャーナリストで、ドイツ第一公共放送・ウェブ版のドイツ代表番としても活躍中。国外のリーグも幅広くカバーし、複数のメジャー媒体に寄稿する。1962年7月8日生まれ。
ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOが求めているのは、最低でも3500万ユーロ(約49億円)。残り1年で契約が切れる選手に設定する移籍金としては高く、そもそもバイエルンが優先的な強化ポイントではないCBにそこまでの大枚を叩くとは思えないが……。
仮にバイエルンが手を引き、フンメルスが残留する運びとなれば、批判的なファンたちはそれを受け入れるだろうか。一部のファンは即解雇、少なくともキャプテンマークの剥奪を望んでいるだけにいきなりは難しいかもしれない。だが、時間の経過とともに怒りは収まっていくはずだ。
逆にバイエルンに移籍するとしても、おそらくゲッツェで“相殺”することはないだろう。ヴァツケCEOとトゥヘル監督が、このMFの復帰を望んでいるとは思えないからだ。もしかすると、ゲッツェはフンメルスの移籍交渉における戦略の一部なのかもしれない。
文:マルクス・バーク
翻訳:円賀貴子
【著者プロフィール】
Marcus BARK(マルクス・バーク)/地元のドルトムントに太いパイプを持つフリージャーナリストで、ドイツ第一公共放送・ウェブ版のドイツ代表番としても活躍中。国外のリーグも幅広くカバーし、複数のメジャー媒体に寄稿する。1962年7月8日生まれ。