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【鹿島】“凱旋試合”で手応えを掴んだ永木に「今日は亮太のおかげ」とチームメイトも賛辞

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2016年04月17日

「能力の高い選手で、身体も気持ちも強い。必要な選手だと思っている」(石井監督)。

試合後のクールダウンの時には、湘南のゴール裏にも挨拶に。「サポーターもずっと応援してくれていた。感謝の気持ちを持って行きました」(永木)。写真:徳原隆元

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 指揮官も永木には大きな期待を寄せている。
 
「ボールを出す能力やキックの精度は高く評価している。後はチームの戦術をもっと深めていってくれれば。非常に能力の高い選手で、身体も気持ちも強い。必要な選手だと思っている」
 
 今はまだ、小笠原、柴崎岳に次ぐボランチの三番手という位置付けだ。改めて言うまでもなく、今節は小笠原の出場停止を受けてのスタメンで、ポジションを奪ったわけではない。
 
 もっとも、それは永木本人が誰よりも理解しているはずで、「いつか監督のファーストチョイスになれるよう、しっかりやっていきたい」と表情を引き締める。厳しいレギュラー争いを覚悟して、鹿島行きを決めた。その固い決意は少しも揺らいでいないし、湘南戦での活躍に浮かれる様子もない。
 
 10日前のナビスコカップ第3節・名古屋戦では、チームは3-1で勝利するなか、先発で出場した永木は、前半のみで交代を命じられている。
 
「非常に悔しい気持ちしか残らなかった」
 
 その名古屋戦の4日後の前節・広島戦(○4-1)はベンチスタートとなり、終了間際に投入され、試合を終わらせるクローザー役を全うした。
 
 キャプテンを務め、不動のレギュラーだった湘南時代に比べれば、鹿島ではまだ絶対的な地位を確立できていない。アピールはまだまだ必要で、だからこそ今回の湘南戦で、「足の怪我で交代したのは残念」(永木)だった。
 
 ただ、ボランチの定位置奪取に向け、着実に一歩前進した。その足がかりを築けたのが古巣の湘南戦というのも、本人にとっては印象深い出来事だっただろう。
 
「これを機に、もっともっとリーグ戦の出場時間を伸ばしていきたいし、チームで欠かせない存在になっていきたい。一生懸命、頑張ります」
 
 不屈の精神で、必死にもがきながら、永木は高い壁を乗り越えようとしている。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
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