サルヴァドールにはバカンスに行くわけじゃない。

日本のグループリーグ第1戦と第2戦の舞台となるマナウスのアマゾニア・アレーナ。当地の8月の平均最高気温は31度を超える暑さで、過酷な環境のなかでの戦いを覚悟しなければならない(写真は2014年当時のもの)。(C)Getty Images
一方、8月のリオ五輪本大会のグループリーグの組分けも発表されたね。こちらも日本はグループBに振り分けられ、ナイジェリア、コロンビア、スウェーデンと戦うことが決まった。
五輪は16か国しか参加できないから、どうしても強豪国との対戦は避けられない。そのなかでも、難敵揃いのグループに入ったのではないかな。
予選を兼ねたU-23アフリカ選手権を制したナイジェリアは、歴史的にもこの年代は良いチームを作ってくる。コロンビアは熾烈な南米予選を2位で切り抜け、大陸間プレーオフでアメリカを破り出場権を勝ち取った。スウェーデンも予選を1位で突破。日本は第1ポットだったけど、アドバンテージはほとんど感じられないね。
純粋な実力の比較はもちろん、相手がオーバーエイジを使ってくれば、さらに苦しい戦いを余儀なくされるだろう。スウェーデンはイブラヒモビッチの噂があるし、コロンビアもハメス・ロドリゲスやバッカを招集してくるかもしれない。相当やっかいな相手になるよね。
日本もオーバーエイジを上手く利用したい。ただ、彼らを組み込まない形でどれだけ強化試合をこなしても、本当の意味での準備とは言えない。なるべく“ぶっつけ本番”にならないよう、早い段階からオーバーエイジを合流させて、チーム編成を固めていくべきだ。
今回の組分けを受けて、日本はナイジェリアとの第1戦、コロンビアとの第2戦は北部のマナウスで戦い、最後のスウェーデン戦は北東部のサルヴァドールが開催地となる。
マナウスは蒸し暑くて、湿度が凄い。他の都市よりも環境面は過酷で、手倉森ジャパンの守備重視のプレッシングサッカーがどこまで持ちこたえられるか。ここで2連敗したら、終わり。サルヴァドールは海がきれいなところだけど、“バカンス”に行くわけじゃない。スウェーデン戦が消化試合にならないよう、マナウスでの2試合で確実に勝点を稼がなければならない。
いずれにしても、日本は失うものはない。厳しい戦いになるのは間違いないけど、裏を返せば、やりがいのある相手と試合ができるんだ。ネガティブになる必要はひとつもないし、アジア王者として胸を張って戦ってほしい。
手倉森ジャパンはメダルを狙っているんでしょ? 目標を達成するには、どこかで強豪国を倒さなければならないし、今回の五輪は、“リオ”五輪だ。決勝の舞台となるマラカナンはリオにある。 “マナウス”五輪や“サルヴァドーレ”五輪にならないよう、健闘を祈っているよ。
五輪は16か国しか参加できないから、どうしても強豪国との対戦は避けられない。そのなかでも、難敵揃いのグループに入ったのではないかな。
予選を兼ねたU-23アフリカ選手権を制したナイジェリアは、歴史的にもこの年代は良いチームを作ってくる。コロンビアは熾烈な南米予選を2位で切り抜け、大陸間プレーオフでアメリカを破り出場権を勝ち取った。スウェーデンも予選を1位で突破。日本は第1ポットだったけど、アドバンテージはほとんど感じられないね。
純粋な実力の比較はもちろん、相手がオーバーエイジを使ってくれば、さらに苦しい戦いを余儀なくされるだろう。スウェーデンはイブラヒモビッチの噂があるし、コロンビアもハメス・ロドリゲスやバッカを招集してくるかもしれない。相当やっかいな相手になるよね。
日本もオーバーエイジを上手く利用したい。ただ、彼らを組み込まない形でどれだけ強化試合をこなしても、本当の意味での準備とは言えない。なるべく“ぶっつけ本番”にならないよう、早い段階からオーバーエイジを合流させて、チーム編成を固めていくべきだ。
今回の組分けを受けて、日本はナイジェリアとの第1戦、コロンビアとの第2戦は北部のマナウスで戦い、最後のスウェーデン戦は北東部のサルヴァドールが開催地となる。
マナウスは蒸し暑くて、湿度が凄い。他の都市よりも環境面は過酷で、手倉森ジャパンの守備重視のプレッシングサッカーがどこまで持ちこたえられるか。ここで2連敗したら、終わり。サルヴァドールは海がきれいなところだけど、“バカンス”に行くわけじゃない。スウェーデン戦が消化試合にならないよう、マナウスでの2試合で確実に勝点を稼がなければならない。
いずれにしても、日本は失うものはない。厳しい戦いになるのは間違いないけど、裏を返せば、やりがいのある相手と試合ができるんだ。ネガティブになる必要はひとつもないし、アジア王者として胸を張って戦ってほしい。
手倉森ジャパンはメダルを狙っているんでしょ? 目標を達成するには、どこかで強豪国を倒さなければならないし、今回の五輪は、“リオ”五輪だ。決勝の舞台となるマラカナンはリオにある。 “マナウス”五輪や“サルヴァドーレ”五輪にならないよう、健闘を祈っているよ。