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マドリーがCLで起こしたシティ撃破の“奇跡”。まるで死の淵から甦る準備が整っているかのように...【現地発コラム】

カテゴリ:メガクラブ

エル・パイス紙

2024年04月30日

アンチェロッティは試合後、マドリーは決して死なないと胸を張った

 今回はボールを魔法の杖に見立てて3分間ですべてを変えた2シーズン前とは異なり、120分間という長い時間をかけてピックとシャベルで奇跡を起こした。シティのプレーはサッカー界の祝福であり、対戦相手を死に至らしめるまで従属させる。

 しかしアンチェロッティは試合後、マドリーは決して死なないと胸を張った。その通りだ。しかもシティ戦でのマドリーは、いつも以上に死の淵から甦る準備が整っているように見えた。

 最初の1本を外したPK戦でも、その失敗とそれを犯したのがモドリッチであったことで我々は二重の痛みを味わった。しかしその後、ベリンガムに続いて、ルーカス・バスケスとナチョという傑作映画を支える脇役がキッカーを務め、成功させた。
 
 最後に登場し決めたのは、マドリディスモにもろ手を挙げて受け入れられた表情豊かでハッピーなライオン、リュディガーだった。ファンは勝利の喜びを苦しみの大きさに比例して祝った。興味深かったのは、PK戦で歓喜の最大の立役者を演じたルニンが身じろぎもしなかったことだ。

 アンチェロッティが言ったように、マドリーは死ななかったのだから、あの墓掘人のような表情も見かけ上だけだったのかもしれない。ルニンは120分間続いた雨あられと降り注ぐマシンガンの銃弾にも、銃殺刑もののPK戦にも動じることなく、チーム全体の心拍数を下げることに貢献した。

 そしてさらに称賛に値するのは、キャリアのターニングポイントとなるだろう一戦で、チームメイトだけでなく、自身の心拍数も下げたことだ。クラシコ以降の試合で、ルニンは新たに手に入れたステータスに気づくことだろう。無表情が笑顔に変わる可能性も否定できない。

文●ホルヘ・バルダーノ
翻訳●下村正幸

【著者プロフィール】
ホルヘ・バルダーノ/1955年10月4日、アルゼンチンのロス・パレハス生まれ。現役時代はストライカーとして活躍し、73年にニューウェルズでプロデビューを飾ると、75年にアラベスへ移籍。79~84年までプレーしたサラゴサでの活躍が認められ、84年にはレアル・マドリーへ入団。87年に現役を引退するまでプレーし、ラ・リーガ制覇とUEFAカップ優勝を2度ずつ成し遂げた。75年にデビューを飾ったアルゼンチン代表では、2度のW杯(82年と86年)に出場し、86年のメキシコ大会では優勝に貢献。現役引退後は、テネリフェ、マドリー、バレンシアの監督を歴任。その後はマドリーのSDや副会長を務めた。現在は、『エル・パイス』紙でコラムを執筆しているほか、解説者としても人気を博している。

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙に掲載されたバルダーノ氏のコラムを翻訳配信しています。

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