【プレミアリーグ】躍進を続けるレスターが「奇跡の軍団」と呼ばれる6つの理由

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2016年04月04日

優勝オッズ は5000倍から1.33倍に

資金力ではビッグクラブに遠く及ばないものの、ここ数年は適材適所の補強を敢行するレスター。マハレズ、ヴァーディー、岡崎などの活躍は、スカウティングの能力の高さの証明とも言える。(C) Getty Images

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【Topic 04】優勝オッズ は5000倍!
 
 当然、開幕前の下馬評は低く、『ウィリアム・ヒル』社の優勝オッズはなんと5000倍(4月4日現在は1.33倍)。同社担当者によると購入者は12人おり、レスターが優勝すると200万ポンド(約3億4000万円)を配当しなければならないという。
 
 ラニエリ監督が就任時に掲げた目標は「勝点40」。プレミアの残留ラインとされる現実的な数字で、昨シーズンの「41」と同等の成績を目ざしていた(32節終了時点の勝点は69)。
 
【Topic 05】推定市場価格の平均値はマンチェスター・Cの4分の1
 
 チームの戦力値を図るうえでひとつの指標となるのが、選手たちの「推定市場価格」だ。この1人当たりの平均値を割り出すと、1位のマンチェスター・Cが2091万ユーロ(約30億円)なのに対し、レスターは552万ユーロ(約7億7000万円)とおよそ4分の1で、圧倒的な差をつけられている。
 
 それでも、昨シーズン終了時の値がわずか151万ユーロ(約2億1000万円)だったことを考えれば、飛躍的な進歩を遂げたと見るべきだろう。
 
【Topic 06】夏の補強費総額はデ・ブルイネ獲得資金の半額
 
 レスターが昨夏の補強に充てた総額3820万ユーロ(約54億円)は、リーグ全体で13番目の金額だ。トップのマンチェスター・Cは2億338万ユーロ(約327億円)を費やしており、しかもレスターが岡崎慎司やエンゴロ・カンテら6人の新戦力獲得に投じた総額は、ケビン・デ・ブルイネの移籍金(7400万ユーロ/約104億円)の半分でしかない。
 
※ワールドサッカーダイジェスト2016.03.17号より加筆・修正
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