• トップ
  • ニュース一覧
  • 「コンクリート上で技を磨いた」“フットボーラー名産地”と化す南ロンドンの特殊な事情【現地発】

「コンクリート上で技を磨いた」“フットボーラー名産地”と化す南ロンドンの特殊な事情【現地発】

カテゴリ:ワールド

ジョナサン・ノースクロフト(イングランド『Sunday Times』紙記者)

2024年03月30日

タレントはまだまだ出てくる

 一方、ワンズワース行政区が育んだのは、ミカイル・アントニオ(ウェストハム)やライアン・セセニョン(トッテナム)、カラム・ハドソン=オドイ(ノッティンガム・フォレスト)といった実力者。ランベス行政区はイーサン・ピノック(ブレントフォード)やルーク・アイリング(リーズ)を輩出している。

 4つの行政区に共通するのは、クラブや小学校でフットボールが盛んに行なわれていること。加えて、公営住宅の敷地内に小さなスペースを壁で囲んでプレーするケージ・フットボールの環境が整っている場合が多い。サンチョやネルソン、セセニョンなどは、ケージ・フットボールのコンクリート上で技を磨いたと公言している。

 そして、彼らに続くダイヤモンドの原石を発掘しようと、アーセナル、チェルシーを中心にプレミアの各クラブが同地域のスカウティングに力を入れているのだ。エゼも「タレントはまだまだ出てくる」と予測する南ロンドンにぜひ注目していただきたい。

文●ジョナサン・ノースクロフト(サンデー・タイムズ紙)
翻訳●田嶋コウスケ

※ワールドサッカーダイジェスト2月1日号の記事を加筆・修正

【PHOTO】SNSフォロワー数が1550万超! スイス女子代表のブロンド美女、アリシャ・レーマンが魅せる厳選ショット集をお届け!

【記事】「上回る人はいない」天才・小野伸二が“最もスゴい”と感じたファンタジスタは?

【記事】「僕とは雲泥の差」「比較する必要ないでしょ」天才MF小野伸二が語る自身と久保建英の“違い”「僕は持っていない。すごい」と称賛したのは?
【関連記事】
「とんでもないクーデターだ」遠藤航、“期待以上のプレミア新戦力トップ10”にもちろん選出!「カイセドよりも優れていた」
なぜ冨安健洋が“プレミア優勝の鍵を握る選手”に選出されたのか?「多才なトミヤスはアルテタ監督に不可欠」
スパーズが警察に捜査を要求した「ラザニア事件」とは? 血生臭い恐怖のバトルも――ロンドンのダービーこそイングランド・フットボールの真髄だ【現地発】
「クラブ生誕の地で現地ファンと交流を」チェルシー・ファン必読!ロンドン在住の事情通がマッチデーの過ごし方をガイダンス【現地観戦のススメ】
PUBのトイレにも“小さなフットボール”が!短い滞在でも堪能できる世界一の蹴球タウン「ロンドン」を探訪【WSD編集長コラム】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ