シリア戦は“冒険”せず、慣れ親しんだ4-3-3で。

“決勝戦”となるシリアとの一戦は「しっかりとしたメンバー」(清武)で戦う意向。アフガニスタン戦は温存された本田をはじめ、主力級がスタメンに並ぶだろう。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
シリア戦のスタメンは、清武弘嗣に言わせれば、「しっかりとしたメンバーで戦う」とのことだ。ハリルホジッチ監督も、アフガニスタン戦の4-4-2から「変更がある」とシステム変更を示唆。負けるわけにはいかないシリア戦で“冒険”するとは考えにくい。慣れ親しんだシステムで戦うことになるはずだ。
ハリルジャパンの基本布陣と言える4-3-3を構成するのは、以下の11人。
まず3トップは、岡崎慎司を頂点に据え、左に宇佐美貴史、右に本田圭佑。先述したように、紅白戦での宇佐美のアグレッシブを見て、指揮官も大きな期待を寄せているのではないか。本田はアフガニスタン戦で温存されただけに、先発は確実だろう。
逆三角形の中盤は、トップ下に香川真司が入り、2ボランチは長谷部誠と山口蛍と予想。相手の高い攻撃力に対抗するには、中盤の深い位置でしっかりと守備を固めつつ、香川を攻撃に専念させて、この背番号10と3トップが連動してゴールをこじ開けるイメージだ。
最終ラインは左から長友佑都、槙野智章、吉田麻也、酒井高徳。実力が拮抗する右SBの酒井宏樹や、左CBの森重真人という可能性もあるが、この4人は前回対戦時のメンバーであり、当時の経験が今回も活きるはずだ。
GKは、怪我の影響により、ハリルホジッチ監督が「プレーするために来たのではない」と明言された川島永嗣を除けば、序列で一番手に考えられる西川周作とした。ただ、東口順昭というチョイスがあってもおかしくはない。先発したアフガニスタン戦はほとんど仕事がなく、判断材料にならなかっただけに、“2戦連続”もあり得るかもしれない。
前回対戦では、シリアに3-0と完勝している。もっとも、前半は不安定な守備からピンチを招くシーンも散見された。後半に入り、ようやく本田のPKで均衡を破り、運動量が落ちた相手の隙を突いて追加点、ダメ押しを奪った。
勝点3を掴んだものの、決して褒められる内容ではなかった。当時からの成長を示す意味でも、今回は結果とともに内容も伴った勝利を掴みたい。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
『サッカーダイジェスト3月24日発売号』では、「2016シーズン J1&J2リーグ全40クラブの戦術ガイド」をお届けします。また齋藤学選手、シモビッチ選手、大黒将志選手、原口元気選手の独占インタビューも掲載。ボリューム満点の内容でお届けします。
ハリルジャパンの基本布陣と言える4-3-3を構成するのは、以下の11人。
まず3トップは、岡崎慎司を頂点に据え、左に宇佐美貴史、右に本田圭佑。先述したように、紅白戦での宇佐美のアグレッシブを見て、指揮官も大きな期待を寄せているのではないか。本田はアフガニスタン戦で温存されただけに、先発は確実だろう。
逆三角形の中盤は、トップ下に香川真司が入り、2ボランチは長谷部誠と山口蛍と予想。相手の高い攻撃力に対抗するには、中盤の深い位置でしっかりと守備を固めつつ、香川を攻撃に専念させて、この背番号10と3トップが連動してゴールをこじ開けるイメージだ。
最終ラインは左から長友佑都、槙野智章、吉田麻也、酒井高徳。実力が拮抗する右SBの酒井宏樹や、左CBの森重真人という可能性もあるが、この4人は前回対戦時のメンバーであり、当時の経験が今回も活きるはずだ。
GKは、怪我の影響により、ハリルホジッチ監督が「プレーするために来たのではない」と明言された川島永嗣を除けば、序列で一番手に考えられる西川周作とした。ただ、東口順昭というチョイスがあってもおかしくはない。先発したアフガニスタン戦はほとんど仕事がなく、判断材料にならなかっただけに、“2戦連続”もあり得るかもしれない。
前回対戦では、シリアに3-0と完勝している。もっとも、前半は不安定な守備からピンチを招くシーンも散見された。後半に入り、ようやく本田のPKで均衡を破り、運動量が落ちた相手の隙を突いて追加点、ダメ押しを奪った。
勝点3を掴んだものの、決して褒められる内容ではなかった。当時からの成長を示す意味でも、今回は結果とともに内容も伴った勝利を掴みたい。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
『サッカーダイジェスト3月24日発売号』では、「2016シーズン J1&J2リーグ全40クラブの戦術ガイド」をお届けします。また齋藤学選手、シモビッチ選手、大黒将志選手、原口元気選手の独占インタビューも掲載。ボリューム満点の内容でお届けします。