最大の焦点は、トップ下を含めた前線の4人の顔ぶれ。

アフガニスタン戦では、4-4-2、4-1-3-2など、従来の4-3-3からのシステム変更も考えられ、宇佐美(写真)も変化について「意外と言われれば、意外」と印象を語る。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)
では、アフガニスタン戦のスタメン11人の顔ぶれはどうなるのか。
繰り返しになるが、ハリルホジッチ監督は「無失点を続けたい」と要望している。アフガニスタンを相手に劣勢を強いられる時間帯はそれほど長くはならないだろうが、それでもリスクを極端に嫌う指揮官である。4バックは“ガチ”な面子を揃えるはずだ。
とりわけ、欧州組の吉田麻也については、指揮官自ら合宿初日にチームに合流できるようリクエストを出したという。吉田もそれに応える形で、20日のリーグ戦を終えた後、翌日のトレーニングでは元気な姿を見せていた。無論、24日のアフガニスタン戦での起用を見越してのことだろう。
GKは東口順昭と予想。「クラブで良いプレーをしているので、チャンスを与えたいと思っています」とハリルホジッチ監督はこの2連戦での起用を示唆している。“チャンス”という言葉を考慮すれば、シビアなシリア戦より、アフガニスタン戦で使われる可能性のほうが高いだろう。
2ボランチは、相手は守りを固めてくると予想され、より攻撃的な組合せになるはず。となれば、ボランチ候補の中で最も攻撃センスに優れる柏木陽介は外さないだろう。コンビを組むのは、久々の公式戦でチームとして手堅くいくなら、キャプテンの長谷部誠も必要なはずだ。
最大の焦点は、トップ下を含めた前線の4人である。先述したとおり、本田、香川の先発はない。この試合をテストと割り切るならば、現体制下では初招集のハーフナー・マイクや、ほぼ“新顔”に近い小林悠という選択肢はある。しかし、ハリルホジッチ監督は「呼んですぐにプレーさせることは、私はあまりやりません」とも語っており、スタメンに名を連ねるとは考えにくい。
予想では岡崎慎司のCF、右ウイングに金崎夢生、左ウイングに宇佐美貴史、トップ下には清武弘嗣としたが、4-4-2、4-1-3-2など、従来の4-3-3からシステム自体が変更してもおかしくはないだろう。試合途中から高さのあるハーフナーを投入して、パワープレーというオプションを試すかもしれない。
間違いないのは、このアフガニスタン戦はこれまでのハリルジャパンとは異なる姿がお披露目される公算が高いということだ。
この変化について、宇佐美は「意外と言われれば、意外」とその印象を語っている。
勝利は大前提として、戦術的な引き出しを増やそうとするチームで「11人がどのように化学反応を起こすのか」とハリルホジッチ監督自身も大きな期待を寄せている。
2016年の最初の公式戦で、2年目を迎えたハリルホジッチ体制はどんな“姿”を見せてくれるのだろうか。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
繰り返しになるが、ハリルホジッチ監督は「無失点を続けたい」と要望している。アフガニスタンを相手に劣勢を強いられる時間帯はそれほど長くはならないだろうが、それでもリスクを極端に嫌う指揮官である。4バックは“ガチ”な面子を揃えるはずだ。
とりわけ、欧州組の吉田麻也については、指揮官自ら合宿初日にチームに合流できるようリクエストを出したという。吉田もそれに応える形で、20日のリーグ戦を終えた後、翌日のトレーニングでは元気な姿を見せていた。無論、24日のアフガニスタン戦での起用を見越してのことだろう。
GKは東口順昭と予想。「クラブで良いプレーをしているので、チャンスを与えたいと思っています」とハリルホジッチ監督はこの2連戦での起用を示唆している。“チャンス”という言葉を考慮すれば、シビアなシリア戦より、アフガニスタン戦で使われる可能性のほうが高いだろう。
2ボランチは、相手は守りを固めてくると予想され、より攻撃的な組合せになるはず。となれば、ボランチ候補の中で最も攻撃センスに優れる柏木陽介は外さないだろう。コンビを組むのは、久々の公式戦でチームとして手堅くいくなら、キャプテンの長谷部誠も必要なはずだ。
最大の焦点は、トップ下を含めた前線の4人である。先述したとおり、本田、香川の先発はない。この試合をテストと割り切るならば、現体制下では初招集のハーフナー・マイクや、ほぼ“新顔”に近い小林悠という選択肢はある。しかし、ハリルホジッチ監督は「呼んですぐにプレーさせることは、私はあまりやりません」とも語っており、スタメンに名を連ねるとは考えにくい。
予想では岡崎慎司のCF、右ウイングに金崎夢生、左ウイングに宇佐美貴史、トップ下には清武弘嗣としたが、4-4-2、4-1-3-2など、従来の4-3-3からシステム自体が変更してもおかしくはないだろう。試合途中から高さのあるハーフナーを投入して、パワープレーというオプションを試すかもしれない。
間違いないのは、このアフガニスタン戦はこれまでのハリルジャパンとは異なる姿がお披露目される公算が高いということだ。
この変化について、宇佐美は「意外と言われれば、意外」とその印象を語っている。
勝利は大前提として、戦術的な引き出しを増やそうとするチームで「11人がどのように化学反応を起こすのか」とハリルホジッチ監督自身も大きな期待を寄せている。
2016年の最初の公式戦で、2年目を迎えたハリルホジッチ体制はどんな“姿”を見せてくれるのだろうか。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)