例えCLでまさかの早期敗退を喫したとしても……。
MSNの昨シーズンと今シーズンの得点数を比較すると、以下のようになる。
名前:14-15|15-16(3月10日現在)
メッシ:58|35
スアレス:25|42
ネイマール:39|23
合計:122|100
大きなポイントは、CLでどこまで勝ち進めるかだろう。3冠を達成した昨シーズンの試合数は60。前記した通りすでに5試合増えている今シーズンの残りは、リーガ10試合、セビージャとのコパ・デル・レイ決勝1試合、そして来週のCLアーセナル戦の12試合がすでに確定している。
CLラウンド・オブ16はアウェーでの初戦を0-2でモノにしており、突破はまず間違いない。アーセナルの大逆転勝利がない限り、これから14試合でプレーできるわけだ。仮にCLで決勝まで進めば、残り試合数は最大17になる。
これら14試合で、MSNが22ゴール奪うのは十分に可能だ。3人はここまで48試合で100ゴールを奪っているから、単純計算すると1試合平均で2.08得点になる。残り14試合だと29ゴール奪えるペースであり、つまり年間だと129ゴール。昨シーズンの記録を7ゴール上回ることになる。
考慮すべきは、リーガの格下相手の固め取りだ。10試合で3人のうちいずれかのハットトリックが少なくとも1回は出る可能性が高く、5点や6点を取って大勝する試合も出てくるだろう。
もちろん、これらはすべて単純計算にすぎない。しかし、現在のMSNを見ていると、予想外のCL早期敗退を喫しても、新レコードを樹立しそうな雰囲気が濃厚に漂う。少なくとも現在のカンプ・ノウでは、MSNのそんな圧倒的な勢いを感じることができる。
文:豊福晋
【著者プロフィール】
豊福晋/1979年、福岡県生まれ。2001年のミラノ留学を経て、フリーで取材・執筆活動を開始。イタリア、スコットランドと拠点を移し、09年夏からはスペインのバルセロナに在住。リーガ・エスパニョーラを中心に、4か国語を操る語学力を活かして欧州フットボールシーンを幅広く、ディープに掘り下げている。独自の視点から紡ぐ、軽妙でいて深みのある筆致に定評がある。
名前:14-15|15-16(3月10日現在)
メッシ:58|35
スアレス:25|42
ネイマール:39|23
合計:122|100
大きなポイントは、CLでどこまで勝ち進めるかだろう。3冠を達成した昨シーズンの試合数は60。前記した通りすでに5試合増えている今シーズンの残りは、リーガ10試合、セビージャとのコパ・デル・レイ決勝1試合、そして来週のCLアーセナル戦の12試合がすでに確定している。
CLラウンド・オブ16はアウェーでの初戦を0-2でモノにしており、突破はまず間違いない。アーセナルの大逆転勝利がない限り、これから14試合でプレーできるわけだ。仮にCLで決勝まで進めば、残り試合数は最大17になる。
これら14試合で、MSNが22ゴール奪うのは十分に可能だ。3人はここまで48試合で100ゴールを奪っているから、単純計算すると1試合平均で2.08得点になる。残り14試合だと29ゴール奪えるペースであり、つまり年間だと129ゴール。昨シーズンの記録を7ゴール上回ることになる。
考慮すべきは、リーガの格下相手の固め取りだ。10試合で3人のうちいずれかのハットトリックが少なくとも1回は出る可能性が高く、5点や6点を取って大勝する試合も出てくるだろう。
もちろん、これらはすべて単純計算にすぎない。しかし、現在のMSNを見ていると、予想外のCL早期敗退を喫しても、新レコードを樹立しそうな雰囲気が濃厚に漂う。少なくとも現在のカンプ・ノウでは、MSNのそんな圧倒的な勢いを感じることができる。
文:豊福晋
【著者プロフィール】
豊福晋/1979年、福岡県生まれ。2001年のミラノ留学を経て、フリーで取材・執筆活動を開始。イタリア、スコットランドと拠点を移し、09年夏からはスペインのバルセロナに在住。リーガ・エスパニョーラを中心に、4か国語を操る語学力を活かして欧州フットボールシーンを幅広く、ディープに掘り下げている。独自の視点から紡ぐ、軽妙でいて深みのある筆致に定評がある。