ACLも含め序盤戦で噴出した守備の問題点。その修正こそが悲願達成への最大の鍵に。
柏木は自身も絡む結果となった失点について、前述した3つのポイントでの甘さが致命傷になったと語っている。確かに、それぞれの場面のどこかで相手を自由にさせないプレーができていれば、決勝ゴールを奪われることはなかったのかもしれない。
振り返ってみれば、3月2日のアジア・チャンピオンズリーグの浦項戦で槙野がハンドを取られて決勝のPKを与えてしまった場面でも、サイドに起点を作られた後にフォローアップしてきた選手にフリーでミドルシュートを打たせてしまっている。柏木はこのゲームを欠場していたが、チーム全体で抱えている守備の問題点が、公式戦2連敗の呼び水となったことは確かだ。
その一方で、今季のキャンプから取り組んできたことについては多少の手応えも得ているという。それは、素早く攻守を切り替えて、相手を押し込み切ったまま前線でボールを奪って次々に攻撃を仕掛けることだ。この日は「ちょっと切り替えが遅かった」と振り返ったが、それがより機能性を増していけば予防的なディフェンスにもなるだろう。
いずれにせよ、勝負どころの時間帯で守備に甘さを見せてしまった浦和。ここ数年間、タイトルに手が届きそうで届かないという現実に直面しているが、やはり今季もスタート時点から同じような課題を抱えていることが浮き彫りになってしまった。果たして、ここからどのような修正を見せるのか。それが、“ミシャ・レッズ”の悲願であるタイトル獲得への最大の鍵になるだろう。
振り返ってみれば、3月2日のアジア・チャンピオンズリーグの浦項戦で槙野がハンドを取られて決勝のPKを与えてしまった場面でも、サイドに起点を作られた後にフォローアップしてきた選手にフリーでミドルシュートを打たせてしまっている。柏木はこのゲームを欠場していたが、チーム全体で抱えている守備の問題点が、公式戦2連敗の呼び水となったことは確かだ。
その一方で、今季のキャンプから取り組んできたことについては多少の手応えも得ているという。それは、素早く攻守を切り替えて、相手を押し込み切ったまま前線でボールを奪って次々に攻撃を仕掛けることだ。この日は「ちょっと切り替えが遅かった」と振り返ったが、それがより機能性を増していけば予防的なディフェンスにもなるだろう。
いずれにせよ、勝負どころの時間帯で守備に甘さを見せてしまった浦和。ここ数年間、タイトルに手が届きそうで届かないという現実に直面しているが、やはり今季もスタート時点から同じような課題を抱えていることが浮き彫りになってしまった。果たして、ここからどのような修正を見せるのか。それが、“ミシャ・レッズ”の悲願であるタイトル獲得への最大の鍵になるだろう。