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【リーガ現地コラム】優勝の芽がほぼ潰えたマドリーで着目すべきラスト2か月に懸ける“伏兵”たち

カテゴリ:連載・コラム

豊福晋

2016年03月05日

主力以上に目を輝かせる控え要員たち。

A・マドリー戦、レバンテ戦と2試合連続で出場を果たした18歳の新鋭CFマジョラル(左)。今後のさらなる進化に、ジダン監督も大きな期待を寄せる。(C)Getty Images

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 バスケスにとって終盤戦は、自らの選手としての市場価値を高める時間でもある。契約は2020年6月まで。年俸は約100万ユーロ(約1億4000万円)と安く、すでに複数のクラブが興味を示している。

 マドリーには今夏も誰かしら攻撃的な有力選手がやってくるはず。それがエデン・アザールになるのかはわからないが、そうした状況下でバスケスが移籍を選択しても不思議はない。むしろ彼ほどの高い能力の持ち主であれば、格は下がっても常時先発でプレーできるクラブへ移籍する方が、自身の将来を考えても得策だろう。

 バスケスだけではない。ボランチのカゼミーロ、スペイン代表としてEURO2016のメンバー入りを目指すナチョとヘセ・ロドリゲス、そして若手有望株のボルハ・マジョラルといった控え要員たち。いまの彼らの目の色は、主力たちとは違う。

 クリスチアーノ・ロナウドでもルカ・モドリッチでもトニ・クロースでもない。リーガの終盤戦で着目すべきは、ラスト2か月に懸ける伏兵たちだ。

文:豊福晋

【著者プロフィール】
豊福晋/1979年、福岡県生まれ。2001年のミラノ留学を経て、フリーで取材・執筆活動を開始。イタリア、スコットランドと拠点を移し、09年夏からはスペインのバルセロナに在住。リーガ・エスパニョーラを中心に、4か国語を操る語学力を活かして欧州フットボールシーンを幅広く、ディープに掘り下げている。独自の視点から紡ぐ、軽妙でいて深みのある筆致に定評がある。
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