【移籍専門記者】インテルとの関係が冷え込んだイカルディ。夏にはモウリーニョ招聘が濃厚なマンチェスター・Uへ?

カテゴリ:移籍情報

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2016年03月03日

インテルがCL出場権を逃せばイカルディも否応なしに放出候補に挙がる。

今シーズンは調子の波が大きいイカルディだが、推定市場価格はまだ3200万ユーロ(約45億円)。台所事情の苦しいインテルが、夏に換金の対象とする可能性は大きい。写真:Alberto LINGRIA

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 インテルのマウロ・イカルディは、今夏に移籍の可能性があるストライカーのひとりだ。昨シーズンのセリエA得点王ながら、今シーズンはキャプテンに任命されたにもかかわらず、期待に応えるパフォーマンスを披露できていないのだ。
 
 この冬には、メルカート終了間際にエデルを獲得したばかりのロベルト・マンチーニ監督が、アトレティコ・マドリーのテクニカルディレクター、アンドレア・ベルタに獲得の意思があるか尋ねるという出来事があった。

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 この時は時間がなく具体的な動きには発展しなかったが、夏になれば状況は変わる。仮にインテルがこのままチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権を逃せば、昨夏のメルカートでCL配当金を当て込んで巨額の先行投資をしてもいるだけに、資金繰りのため主力を売却して帳尻を合わせる必要が出てくる。

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 そうなればイカルディも否応なしに放出候補に挙がるだろう。いずれにせよ、アトレティコとの一件がイカルディとインテルの関係をさらに冷え込ませたのは確かだ。
 
 仮に退団するとなれば、売却先として想定されるのはアトレティコのほかに、チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドが挙げられる。CFとしての格では同じく今夏に動く可能性があるロベルト・レバンドフスキやカリム・ベンゼマ、ゴンサロ・イグアインなどと比べて1ランク落ちるが、まだ23歳と若く伸びしろを残しており、メガクラブのターゲットには入ってくる。
 
 とくにマンチェスター・Uは、監督就任が濃厚と見られるジョゼ・モウリーニョを代理人のジョルジュ・メンデスがサポートすべく、自身と近い関係にあるベルタを強化担当者として送り込もうと画策中だ(ベルタがメンデスの打診に対する返答を3月半ばまでにすることになっている)。

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 もしこの話が実現すれば、イカルディが獲得リストの上位に挙がる可能性は高い。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
 
※『ワールドサッカーダイジェスト』2016.03.03号より加筆・修正。
 
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。元プロ監督で現コメンテーターの父ジャンニを通して得た人脈を活かして幅広いネットワークを築き、移籍マーケットの専門記者という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にグアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。

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