「フロンターレはJリーグで一番魅力のあるチーム」その証明へ脇坂泰斗が天皇杯決勝、そして伝統の14番で掴む初タイトルへ懸ける想い【インタビュー/後編】
カテゴリ:Jリーグ
2023年12月07日
「ここでタイトルを取れるかどうかはクラブの行く末にすごく重要」
プレーレベルが格段に向上したなか、28歳となった今季は特に、日本代表への想いを口にする機会も増えている。背景には、昨年末に海外挑戦としてカタールへ移籍した先輩の谷口彰悟から受けた刺激があったようだ。
「カタール・ワールドカップに彰悟さんがJリーガーとして、30歳で出場した姿に、ものすごく勇気づけられたんです。
彰悟さんは本大会の1年前ほどから定期的に招集され、持っている力を示して、居場所を確保して、ベスト16進出に貢献した。だから彰悟さんが移籍する時には、その想いも伝えたんです。勇気をもらえました、と」
28歳の脇坂の前にはまだまだ大きな可能性が広がっている。2026年の北中米ワールドカップをひとつの目標にしながら、まず掴むために全力を注ぐのは柏との天皇杯決勝だ。
「結局フロンターレがタイトルを取ったと周囲に思わせたいですね。不甲斐ない結果をリーグ戦では残してしまいましたが、フロンターレはJリーグで一番魅力のあるチームだという自信はある。でもそこは結果で示さないと、周囲には認めてもらえない。だから自分たちで掴み取るしかないんです。ここでタイトルを取れるかどうかは、今後のクラブの行く末にとってもすごく重要なことだと思います」
個人としても手にできれば14番を受け継いでからの初タイトルだ。ひとつ自らの理想像に近づくことになるのだろう。
「カタール・ワールドカップに彰悟さんがJリーガーとして、30歳で出場した姿に、ものすごく勇気づけられたんです。
彰悟さんは本大会の1年前ほどから定期的に招集され、持っている力を示して、居場所を確保して、ベスト16進出に貢献した。だから彰悟さんが移籍する時には、その想いも伝えたんです。勇気をもらえました、と」
28歳の脇坂の前にはまだまだ大きな可能性が広がっている。2026年の北中米ワールドカップをひとつの目標にしながら、まず掴むために全力を注ぐのは柏との天皇杯決勝だ。
「結局フロンターレがタイトルを取ったと周囲に思わせたいですね。不甲斐ない結果をリーグ戦では残してしまいましたが、フロンターレはJリーグで一番魅力のあるチームだという自信はある。でもそこは結果で示さないと、周囲には認めてもらえない。だから自分たちで掴み取るしかないんです。ここでタイトルを取れるかどうかは、今後のクラブの行く末にとってもすごく重要なことだと思います」
個人としても手にできれば14番を受け継いでからの初タイトルだ。ひとつ自らの理想像に近づくことになるのだろう。
最近のJリーグでは海外移籍が当たり前になり、ワンクラブが生まれにくくなった。
脇坂も選手として多くの経験を積める海外でのプレーに「まったく想いがないって言えば、嘘をつくことになってしまいます。でもそういうのは、出会い、巡り合わせ、縁だと思います。間違いなく言えるのは、僕はフロンターレが大好きだということ」と話し、こう強調する。
「14番を付けさせてもらっていて、やっぱりつなげていきたいという想いは強いです。フロンターレの14番って特別なんだぞと。それは絶対に終わらせたくない。特別なものであり続けてもらうには、僕の力はまだまだ足りない。だからこそもっと成長したいですね」
脇坂にとって2023年は自らの成長で捉えるなら特別なシーズンになったに違いない。それでもクラブの未来を考えるなら、天皇杯のタイトルを手にしなくてはいけない。今年を締めくくる最大のゲーム。脇坂がそこでどんなプレーを見せてくれるのか、大いに注目である。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
※「前編」はこちら。
脇坂も選手として多くの経験を積める海外でのプレーに「まったく想いがないって言えば、嘘をつくことになってしまいます。でもそういうのは、出会い、巡り合わせ、縁だと思います。間違いなく言えるのは、僕はフロンターレが大好きだということ」と話し、こう強調する。
「14番を付けさせてもらっていて、やっぱりつなげていきたいという想いは強いです。フロンターレの14番って特別なんだぞと。それは絶対に終わらせたくない。特別なものであり続けてもらうには、僕の力はまだまだ足りない。だからこそもっと成長したいですね」
脇坂にとって2023年は自らの成長で捉えるなら特別なシーズンになったに違いない。それでもクラブの未来を考えるなら、天皇杯のタイトルを手にしなくてはいけない。今年を締めくくる最大のゲーム。脇坂がそこでどんなプレーを見せてくれるのか、大いに注目である。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
※「前編」はこちら。