「タケのビデオメッセージを見てから、息子は涙が止まらない」久保建英が病気の少年を救った“知られざる行動”に番記者も感銘「彼は一生忘れないだろう」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2023年11月14日
タケもまたアルメリアで厳しい時間を過ごした
執念が実を結んだのは試合終了間際だった。89分に左CKからセルヒオ・アキエメのハンドを誘発し、カルロス・フェルナンデスがそのPKを冷静に沈めソシエダが再び勝ち越しに成功。後半アディショナルタイム5分には、再び左CKからすっかりトレードマークとなったアウトスイングのボールをニアサイドに蹴り込むと、アリツ・エルストンドが頭でそらし、ファーサイドに走り込んだマルティン・スビメンディが押し込んだ。
上位を目指すには、内容が伴わなくても勝点を積み重ねることが重要だ。ソシエダは3日前にCLで極上の輝きを放ったパフォーマンスから何光年もかけ離れた内容で、最下位に沈む相手に辛うじて勝点3を手にした。タケもまたアルメリアで厳しい時間を過ごした。
上位を目指すには、内容が伴わなくても勝点を積み重ねることが重要だ。ソシエダは3日前にCLで極上の輝きを放ったパフォーマンスから何光年もかけ離れた内容で、最下位に沈む相手に辛うじて勝点3を手にした。タケもまたアルメリアで厳しい時間を過ごした。
ただ、少なくともアイトールに勝利を捧げることはできた。彼は今回のことは一生忘れないだろう。父親によると、「タケのビデオメッセージを見てから、息子は涙が止まらない」そうだ。人生において、他人を幸せにできることほど素晴らしいことはないし、サッカーにおいて自分が応援するチームの終了間際の決定的なゴールほど美しいものはない。
取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸
なぜ久保建英はPKを蹴れなかったのか。キッカー2人が不在でボールを持つも...指揮官が顛末を明かす「何の疑いもない」
取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸
なぜ久保建英はPKを蹴れなかったのか。キッカー2人が不在でボールを持つも...指揮官が顛末を明かす「何の疑いもない」