浦和は森脇以外の全員が6.0以上。守備の貢献度、オフ・ザ・ボールの動きの質も高かった武藤に最高点の7.5。
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 6
決定的なシュートを再三止めるなど、この日はビルドアップ面よりも本職の守備で目立った。失点時は一度シュートを止めて弾いたところを押し込まれた。本人は「防げた失点だった。自分のところで、なんとかしたかった」と反省点に挙げた。
DF
6 遠藤 航 6,5
球際での競り合いにほぼすべて勝ち、ボールの奪いどころとして計算が立つ存在になったのは、なにより大きな収穫だ。まだ、パスではなくロングキックをまず選択するところもあり(それでも良いと言われていたようだが)、連係面で噛み合うのはこれからだ。
5 槙野智章 6
公式戦初のリベロでの先発。前半はイエローカードを受けた場面以外は、ディエゴ・オリヴェイラとの1対1に確実に勝っていた。後半、間延びして1対1に持ち込まれた際は苦戦。失点時のように、ストッパーが振り切られた際の大ピンチでこそ、「リベロ槙野ここにあり」と言える存在感を示したい。
46 森脇良太 5.5
左ストッパーで先発フル出場。ビルドアップは問題なくスムーズだったが、背後のスペースを突かれると、高い確率でバタバタした。ディエゴ・オリヴェイラに交わされて、失点も招いてしまった。
MF
3 宇賀神友弥 6
左サイドを豪快に突破し、李の“幻のゴール”につなげた。ただ、せっかく長い距離を走っていただけに、79分のビッグチャンスになりかけた際のトラップミスなどはもったいなかった。
10 柏木陽介 6
パスミスはほとんどなく文字通り司令塔として攻撃の始点となっていた。ただ守備時にDFラインとの間にできたスペースを突かれて、チーム全体のバランスを崩すなど課題も残した。
22 阿部勇樹 6.5
3日前のシドニー戦より格段にコンディションもプレーも冴え渡っていた。一手先を読んで危険なエリアを埋め、ボールホルダーを自分の間合に呼び込み潰していた。終盤にやや運動量が落ちたが、しっかり引き締めた。
24 関根貴大 6
右サイドでアップダウンを繰り返して、及第点と言えるプレーを披露。ズラタンへのクロス精度を高められれば、さらに怖さが増すはずだ。
MAN OF THE MATCH
9 武藤雄樹 7.5
前半、身体で押し込んだシュートは、VTRを見るとゴールラインを割って入っていたようだが、「ノーゴール」の判定に。その悔しさを晴らすように、52分、李のシュートのこぼれ球を確実に押し込み、先制ゴール。ACL初陣のシドニー戦に続き“初ゴール”を奪取。さらにCKからズラタンの決勝弾もアシストし、1得点・1アシスト。守備の貢献度、オフ・ザ・ボールの動きの質も高かった。
20 李 忠成 6.5
身体を張ったポストプレーから振り向きざまにシュートを放ち、GKに弾かれたものの武藤のゴールにつなげた。連係面であまり噛み合わずにいたが、しっかりひと仕事した点は評価できる。
FW
30 興梠慎三 6
しっかりボールを収めて、前線の起点役として機能。鋭いターンから敵陣に侵入し、DF陣を混乱させた。シュートは前半のミドル1本に終わったのは、本人としても不満だったはず。
交代出場
FW
21 ズラタン 6.5 (IN 62分)
武藤のCKに合わせて決勝ゴールをマーク。相手の厳しいマークに苦しみながらも、求められる“結果”を残した。押し込んでいた時間帯に決めたあたりも、さすがだった。
MF
4 那須大亮 6 (IN 73分)
今季初登場は、ボランチで後半途中から。球際にもう少し力強く、激しく当たりに行きたかったか。それでも2-1で試合を終えるというミッションを完遂した。
MF
18 駒井善成 ― (IN 80分)
80分から、右ウイングバックに入り浦和デビューを果たす。何度かドリブル突破で仕掛ける場面があったが、チャンスには至らなかった。それでも大きな一歩目を踏み出せたのは確かだ。
監督
ペトロヴィッチ 6.5
シドニー戦からスタメン4人を入れ替え、最終ラインの配置も初めての顔触れだった。指揮官は「対戦相手や状況によって、選手起用もいろいろ変えていく」と説明。選手たちに刺激を与えながら、ACLとJリーグで開幕2連勝を飾り、チーム全体の士気も一段と高めた。
取材・文:柏=多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
取材・文:浦和=塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
GK
1 西川周作 6
決定的なシュートを再三止めるなど、この日はビルドアップ面よりも本職の守備で目立った。失点時は一度シュートを止めて弾いたところを押し込まれた。本人は「防げた失点だった。自分のところで、なんとかしたかった」と反省点に挙げた。
DF
6 遠藤 航 6,5
球際での競り合いにほぼすべて勝ち、ボールの奪いどころとして計算が立つ存在になったのは、なにより大きな収穫だ。まだ、パスではなくロングキックをまず選択するところもあり(それでも良いと言われていたようだが)、連係面で噛み合うのはこれからだ。
5 槙野智章 6
公式戦初のリベロでの先発。前半はイエローカードを受けた場面以外は、ディエゴ・オリヴェイラとの1対1に確実に勝っていた。後半、間延びして1対1に持ち込まれた際は苦戦。失点時のように、ストッパーが振り切られた際の大ピンチでこそ、「リベロ槙野ここにあり」と言える存在感を示したい。
46 森脇良太 5.5
左ストッパーで先発フル出場。ビルドアップは問題なくスムーズだったが、背後のスペースを突かれると、高い確率でバタバタした。ディエゴ・オリヴェイラに交わされて、失点も招いてしまった。
MF
3 宇賀神友弥 6
左サイドを豪快に突破し、李の“幻のゴール”につなげた。ただ、せっかく長い距離を走っていただけに、79分のビッグチャンスになりかけた際のトラップミスなどはもったいなかった。
10 柏木陽介 6
パスミスはほとんどなく文字通り司令塔として攻撃の始点となっていた。ただ守備時にDFラインとの間にできたスペースを突かれて、チーム全体のバランスを崩すなど課題も残した。
22 阿部勇樹 6.5
3日前のシドニー戦より格段にコンディションもプレーも冴え渡っていた。一手先を読んで危険なエリアを埋め、ボールホルダーを自分の間合に呼び込み潰していた。終盤にやや運動量が落ちたが、しっかり引き締めた。
24 関根貴大 6
右サイドでアップダウンを繰り返して、及第点と言えるプレーを披露。ズラタンへのクロス精度を高められれば、さらに怖さが増すはずだ。
MAN OF THE MATCH
9 武藤雄樹 7.5
前半、身体で押し込んだシュートは、VTRを見るとゴールラインを割って入っていたようだが、「ノーゴール」の判定に。その悔しさを晴らすように、52分、李のシュートのこぼれ球を確実に押し込み、先制ゴール。ACL初陣のシドニー戦に続き“初ゴール”を奪取。さらにCKからズラタンの決勝弾もアシストし、1得点・1アシスト。守備の貢献度、オフ・ザ・ボールの動きの質も高かった。
20 李 忠成 6.5
身体を張ったポストプレーから振り向きざまにシュートを放ち、GKに弾かれたものの武藤のゴールにつなげた。連係面であまり噛み合わずにいたが、しっかりひと仕事した点は評価できる。
FW
30 興梠慎三 6
しっかりボールを収めて、前線の起点役として機能。鋭いターンから敵陣に侵入し、DF陣を混乱させた。シュートは前半のミドル1本に終わったのは、本人としても不満だったはず。
交代出場
FW
21 ズラタン 6.5 (IN 62分)
武藤のCKに合わせて決勝ゴールをマーク。相手の厳しいマークに苦しみながらも、求められる“結果”を残した。押し込んでいた時間帯に決めたあたりも、さすがだった。
MF
4 那須大亮 6 (IN 73分)
今季初登場は、ボランチで後半途中から。球際にもう少し力強く、激しく当たりに行きたかったか。それでも2-1で試合を終えるというミッションを完遂した。
MF
18 駒井善成 ― (IN 80分)
80分から、右ウイングバックに入り浦和デビューを果たす。何度かドリブル突破で仕掛ける場面があったが、チャンスには至らなかった。それでも大きな一歩目を踏み出せたのは確かだ。
監督
ペトロヴィッチ 6.5
シドニー戦からスタメン4人を入れ替え、最終ラインの配置も初めての顔触れだった。指揮官は「対戦相手や状況によって、選手起用もいろいろ変えていく」と説明。選手たちに刺激を与えながら、ACLとJリーグで開幕2連勝を飾り、チーム全体の士気も一段と高めた。
取材・文:柏=多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
取材・文:浦和=塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。