U-17代表FW高岡伶颯が新たな進化を遂げる。スピードの強弱を意図的にコントロール。世界の大舞台で「経験と結果の両方を積んでいきたい」と意気込み
カテゴリ:日本代表
2023年11月03日
動きながら周りの状況を把握
成果はさっそく現われている。選手権予選決勝の宮崎日大戦、そしてU-17代表の国内最終合宿の関東大学選抜との練習試合を見ても、スピードの緩急によって大きなチャンスを生み出していた。
スペースを見つけて、爆発的なスプリントで前に出た後に、スピードを緩めてランニングして、もう一度スペースができたら再加速して潜り込む。
ランニングを入れたことで、スプリントの時と違ってヘッドダウンすることなく、動きながら周りの状況を把握できるようになったことも、大きなプラスだった。
「ロングスプリントだと、その間に状況が変化してしまって、そこに対応できない自分がいたのですが、ランニングの最中に周りの状況の変化を把握できるようになって、プレーキャンセルや決断ができるようになった」
スペースを見つけて、爆発的なスプリントで前に出た後に、スピードを緩めてランニングして、もう一度スペースができたら再加速して潜り込む。
ランニングを入れたことで、スプリントの時と違ってヘッドダウンすることなく、動きながら周りの状況を把握できるようになったことも、大きなプラスだった。
「ロングスプリントだと、その間に状況が変化してしまって、そこに対応できない自分がいたのですが、ランニングの最中に周りの状況の変化を把握できるようになって、プレーキャンセルや決断ができるようになった」
こう語るように高岡は、ただのスピードを武器にした選手ではなく、駆け引きの質、スピードも高くなった。2段階、3段階とギアを入れられることで、相手にとってもマークが付きづらく、一度スピードを止めたからと安心していると、状況を察知した高岡に一気に急所を突かれる。相手にとっては厄介極まりない。
「まだまだ課題は多いです。たとえばボールがちょっと斜め後ろに行った時に、ランニングしていても制御できないこともある。ランニングからスプリントに切り替えるのが遅いと出遅れてしまうし、時にはスプリントとランニングの区別が曖昧になって、ごちゃごちゃになって混乱してしまう時もあります。世界ではこの部分も磨けるように、経験と結果の両方を積んでいきたいと思います」
成長のために何をすべきかを思考し続けるこの姿勢こそが、高岡の最大の武器の1つかもしれない。なりたい姿はまだまだ先にあるからこそ、少しでも近づけるために考え、行動する。
まずはインドネシアで世界の強豪国を相手に果敢にチャレンジし、成功と失敗を積み重ねて、自分の血肉にしていく。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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