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【バイタルエリアの仕事人】vol.33 太田修介|ようやくJ1までこれた。この舞台にきたからには「日の目を浴びるぞ!」と...

カテゴリ:連載・コラム

手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年10月31日

「2歳の子どもが俺の出ていない試合を『パパどこー?』って」

今季は活躍の一方、3度負傷する苦しいシーズンとなった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 初めてJ1の舞台に挑むからこそ、今季に懸けていた。しかし、3度の怪我に見舞われる苦しいシーズンとなった。一度目よりも二度目、二度目よりも三度目と、怪我を重ねる度に精神的苦痛は大きくなっていったが、そんななか支えてくれたのが家族やチームメイトだったという。

――◆――◆――

 今シーズン、これだけ何度も怪我をしたのは、自分のキャリアでも初めてでした。一度目よりも二度目のほうがメンタル的にはきましたね。しかも、怪我をしたのが同じ個所だった。ようやく一度目の怪我が癒えて、ある程度ストレスなくプレーできるようになってきたなという時に重めにくらったので、また同じリハビリをしなければいけないのかと。

 それこそ、今年に懸けていた部分があったので、また時間をロスしてしまうのか、という気持ちが強かったです。
 
 苦しい状況を乗り越えられたのは、家族やチームメイトの支えが大きかった。まず奥さんは、自分がたまにため息をつくと「またまたー」みたいに、常にポジティブな声を掛けてくれた。

 子どもはまだ2歳なので、ちゃんと分かっていないと思うけど、俺が出ていない試合を一緒に見ていたら、「あれ、パパどこー?」って言うんです(笑)。そういうプライベートでの出来事が自然とポジティブな気持ちにさせてくれました。

 また、チームメイトには自分が苦しい時に心の内を話せる人がいて、普段はあまり吐かないんですけど、その選手にあえて弱音を吐いてみたら、すごくサポートして支えてくれた。そういった選手たちのおかげで、自分もメンタルを保つことができました。

 怪我明けでコンディションが上がらない時には、メンバー外の選手が必死に練習している姿も刺激になりました。周りの人には本当に感謝しています。
 
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