G大阪――エリア付近で勝負できなかったアデミウソン、佐々木に抑えられたパトリックは低評価の「5」に。

【警告】広島=佐々木(38分)、ウタカ(88分) G大阪=井手口(45+1分)、丹羽(55分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】佐藤寿人(広島)

宇佐美(39番)は1ゴール。阿部のクロスをヘッドで合わせて一矢報いた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 5.5
51分の失点場面では、ニアサイドに飛び込んだ佐藤のシュートに反応するも止められず。57分にはPKから被弾したが、いずれも止めるのは困難。GKを責めるのは酷か。
DF
22 オ・ジェソク 6
的確にサイドのスペースを埋めて、1対1の機会を相手に与えないポジション取りが光る。
5 丹羽大輝 5.5
大きなジェスチャーで指示を送り、小刻みに最終ラインを上げ下げしながら統率。しかし後半、身体を張ったスライディングがハンド判定となりPK献上。この失点が試合の流れを決めたが、実際は大誤審であり、試合後「審判も認めた」という。
15 今野泰幸 5
この日は、怪我人の多いCBで先発。代表で慣れ親しんだ場所だけに、違和感なくプレーした。先を読んだカバーリングでピンチの芽を摘んだが、佐藤に裏を突かれて先制点を決められた。
4 藤春廣輝 5
序盤からミキッチと1対1の攻防を繰り広げ、巧みなフェイントに揺さぶられた場面も。後半はミキッチの勢いが衰えて助かった感もあったが、攻撃面で敵陣をえぐる上がりは見られず。
MF
21 井手口陽介 5.5
気迫溢れるスライディングタックルを続けざまに見せるなど、身体を張った守備で中盤を引き締めた。73分、P・ウタカのシュートに反応するも、コースが僅かに変わって失点。
7 遠藤保仁 5
短いパス交換から守備網の穴を探すも、なかなか打開策を見出せず。後半はボール際で関与する機会が減り、攻撃陣を上手くサポートできず。攻守両面に存在感が希薄だった。
13 阿部浩之 6(76分OUT)
幅広く動き回り、スペースを作るべく注力。「攻→守」の切り替えが光り、素早く相手に寄せて圧力をかけた。シュート機会を活かせなかったが、68分に宇佐美のゴールをアシスト。
39 宇佐美貴史 5.5
前半は左サイドハーフ、後半はトップ下としてプレー。守備では全力疾走で相手のボールを奪いにかかった。68分にダイビングヘッドを叩き込んで反撃の流れを作るも、全般手金は低調な出来。
9 アデミウソン 5(60分OUT)
前半は思ったようにパスがつながらず、後ろに下がってボールを要求。エリア付近で勝負する回数が少なく、脅威を与えきれなかった。後半に入ってもコンビネーションは機能せず。
FW
29 パトリック 5(60分OUT)
裏に抜け出してボールを受ける場面は少なく、ポストプレーの機会も数えるほど。"パトリックキラー"とも称される佐々木のタイトなマークに苦しみ、見せ場を作れなかった。
交代出場
MF
11 倉田 秋 5.5(60分IN)
左サイドハーフに入り、藤春との連係から崩そうとする姿勢は見せた。しかし、仕掛ける形は作っても、局面の打開には至らず。大きなインパクトを残せなかった。
FW
20 長沢 駿 5.5(60分IN)
藤本の落としからシュートチャンスを迎えるも、大きく枠を外してモノにできず。ゴールシーンで囮役になったが、それ以外で効果的な絡みは少なく、攻撃を活性化できなかった。
MF
25 藤本淳吾 -(76分IN)
少ないプレー時間のなかでも多くボールを呼び込み、積極的にコンビネーションからの打開を図った。すでに試合の大勢が決まった雰囲気のなか、“一芸”を披露する機会も訪れず。
監督
長谷川健太 5
今野をCBに下げ、アデミウソンをトップ下に置く布陣で臨むも、攻撃は機能せず。序盤から後手を踏む展開が続き、不運なPK判定もあったが、後半に3失点と立て直せなかった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文:広島=小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
G大阪=大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
GK
1 東口順昭 5.5
51分の失点場面では、ニアサイドに飛び込んだ佐藤のシュートに反応するも止められず。57分にはPKから被弾したが、いずれも止めるのは困難。GKを責めるのは酷か。
DF
22 オ・ジェソク 6
的確にサイドのスペースを埋めて、1対1の機会を相手に与えないポジション取りが光る。
5 丹羽大輝 5.5
大きなジェスチャーで指示を送り、小刻みに最終ラインを上げ下げしながら統率。しかし後半、身体を張ったスライディングがハンド判定となりPK献上。この失点が試合の流れを決めたが、実際は大誤審であり、試合後「審判も認めた」という。
15 今野泰幸 5
この日は、怪我人の多いCBで先発。代表で慣れ親しんだ場所だけに、違和感なくプレーした。先を読んだカバーリングでピンチの芽を摘んだが、佐藤に裏を突かれて先制点を決められた。
4 藤春廣輝 5
序盤からミキッチと1対1の攻防を繰り広げ、巧みなフェイントに揺さぶられた場面も。後半はミキッチの勢いが衰えて助かった感もあったが、攻撃面で敵陣をえぐる上がりは見られず。
MF
21 井手口陽介 5.5
気迫溢れるスライディングタックルを続けざまに見せるなど、身体を張った守備で中盤を引き締めた。73分、P・ウタカのシュートに反応するも、コースが僅かに変わって失点。
7 遠藤保仁 5
短いパス交換から守備網の穴を探すも、なかなか打開策を見出せず。後半はボール際で関与する機会が減り、攻撃陣を上手くサポートできず。攻守両面に存在感が希薄だった。
13 阿部浩之 6(76分OUT)
幅広く動き回り、スペースを作るべく注力。「攻→守」の切り替えが光り、素早く相手に寄せて圧力をかけた。シュート機会を活かせなかったが、68分に宇佐美のゴールをアシスト。
39 宇佐美貴史 5.5
前半は左サイドハーフ、後半はトップ下としてプレー。守備では全力疾走で相手のボールを奪いにかかった。68分にダイビングヘッドを叩き込んで反撃の流れを作るも、全般手金は低調な出来。
9 アデミウソン 5(60分OUT)
前半は思ったようにパスがつながらず、後ろに下がってボールを要求。エリア付近で勝負する回数が少なく、脅威を与えきれなかった。後半に入ってもコンビネーションは機能せず。
FW
29 パトリック 5(60分OUT)
裏に抜け出してボールを受ける場面は少なく、ポストプレーの機会も数えるほど。"パトリックキラー"とも称される佐々木のタイトなマークに苦しみ、見せ場を作れなかった。
交代出場
MF
11 倉田 秋 5.5(60分IN)
左サイドハーフに入り、藤春との連係から崩そうとする姿勢は見せた。しかし、仕掛ける形は作っても、局面の打開には至らず。大きなインパクトを残せなかった。
FW
20 長沢 駿 5.5(60分IN)
藤本の落としからシュートチャンスを迎えるも、大きく枠を外してモノにできず。ゴールシーンで囮役になったが、それ以外で効果的な絡みは少なく、攻撃を活性化できなかった。
MF
25 藤本淳吾 -(76分IN)
少ないプレー時間のなかでも多くボールを呼び込み、積極的にコンビネーションからの打開を図った。すでに試合の大勢が決まった雰囲気のなか、“一芸”を披露する機会も訪れず。
監督
長谷川健太 5
今野をCBに下げ、アデミウソンをトップ下に置く布陣で臨むも、攻撃は機能せず。序盤から後手を踏む展開が続き、不運なPK判定もあったが、後半に3失点と立て直せなかった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文:広島=小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
G大阪=大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)