【名古屋】プレシーズン3連敗の”小倉グランパス”が、それでも手応えを得ている理由

カテゴリ:Jリーグ

今井雄一朗

2016年02月15日

長身CFのシモビッチも、持ち味の出し方を掴みつつある。

イ・スンヒに代わって途中出場した磯村(13番)は、的確に中盤のスペースを埋めた。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 この日の前半もまさにそのような状態で、センターバックはサイドバックにパスをつけるばかりで中盤にボールを入れられなかった。また、ボランチが下がって受けても攻撃のスイッチを入れるような縦パスを入れられずにいた。
 
 そこで「まずは自分とトップ下の(矢田)旭との距離を縮めて前線に関わるようにした」(田口泰士)と互いの距離感を近づけることで、前線に厚みを持たせた。後半開始2分で返した1点は、こうした修正が奏功し、ペナルティエリア周辺に5、6人が殺到する人口密度の高い攻撃で奪ったものだった。
 
 また、後半に大きく動きを改善したのが、新加入のシモビッチだ。「ロビン(・シモビッチ)は前半は止まっている印象もあったけど、後半は良い動きをしてくれた」と古林が語ったように、199センチの大型ストライカーが行動範囲を広げたことで攻撃が活発化。

 矢田のゴールを生んだヘディングでの落としだけでなく、49分には自ら惜しいヘディングシュートを放つなど、強みである高さもしっかりと見せつけた。守備でも勤勉に走る24歳は、ここにきて持ち味の出し方を掴みつつある。
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