【山形】必要なのはプレスがハマらなかった際の次善策。CFの林が示した“ヒント”とは?

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2016年02月14日

開幕アウェー3連戦で失態を演じるようだと…。

ディエゴ(11番)の動きは重く、プレスが効かない原因に。この日の山形は低調なパフォーマンスに終始した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 ハイプレスを基本にしつつも、ハマらない時はカウンター戦術に切り替える。そうした柔軟性が、“開幕アウェー3連戦”で勝点を積み上げるためには必要ではないだろうか。

 石﨑監督が「北国のチームの宿命」と話すとおり、山形は積雪の影響でリーグ開幕戦をホームで戦えない。NDソフトスタジアム山形でようやくピッチに立てるのは、北九州、愛媛、徳島に遠征した後である。本拠地に戻って来る前に3連敗でもしようものなら、そこから立て直すのはなかなか厳しい。

「キャンプ生活が長くて、選手たちには精神的な疲れもある。ずっと一緒のメンバーで練習したり、ご飯を食べているとね、どうしても」

 指揮官のそうした言葉を聞いていると、やはりスタートダッシュに成功できるかどうかでシーズンの流れは変わってくる。開幕アウェー3連戦で失態を演じないためにも、ハイプレスに頼らない戦い方も用意しておくべきだ。

 前半に採用した3-6-1は、守備専業のアンカーを3バックの前に置くだけに耐え忍ぶ戦い方に適したシステムとも言える。もしかすると、石﨑監督はすでにプレッシングとカウンターの二刀流を踏まえてチーム作りを進めているかもしれない。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)


 
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