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パリ五輪を目ざすU-22日本代表が最初の山場。頼れるリーダー、藤田譲瑠チマに慢心なし「自分たちが主導して、勝ち切る」

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2023年09月12日

精神的支柱としても欠かせない

酷暑にも「慣れてきた」。コンディションに問題はなさそうだ。写真:松尾祐希

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 厳しい環境でのプレーを強いられているが、ここまでの2試合を見る限り、コンディションは悪くない。藤田も自身の状態に問題はないと話す。

「最初はきつかった。ただ、慣れてきたし、きつくても走らないといけないところもあるので、そこらへんは上手く割り切れている」

 プレー面だけでなく、リーダーシップの面でも大きな期待が懸かる。特に0-0や0-1という状況になった際に大事になるのは、チーム内での意思疎通。点を取りに行くのか、現状を維持する策を取るのかなど、状況に応じて柔軟に戦い方を変える際に、藤田の統率力は必要不可欠だ。

 また、パレスチナ戦の立ち上がり15分のように、相手に押し込まれた際は、自ら先導してゲームをコントロールする役割が求められる。その際にどう振る舞うべきかを藤田も理解している。

「自分にできることは、ビルドアップであれば、上手く関わって前に良い形でボールを繋ぐこと。守備であれば相手のカウンターの芽を摘んだり、相手が無理矢理に蹴ってきたところのセカンドボールの回収が大事になってくる。そういうところが自分にできるプレー」
 
 バーレーン戦の先発メンバーは現時点で不透明だが、精神的支柱として藤田は欠かせないはず。その存在は勝敗を左右すると言っても過言ではないだろう。

「引き分けでも突破できるけど、このレベルであれば、しっかり自分たちが主導して、ゲームをコントロールして勝ち切らないといけない。ここで勝ち切れないと、今後の戦いが難しくなってくる」

 泣いても笑っても、あと1試合。頼れるチームリーダーに慢心はない。次のステージに進むべく、最高の準備をしてラストマッチに臨む。運命のキックオフは日本時間13日の0時30分だ。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

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