９月９日に敵地でドイツ代表を４－１と粉砕した森保ジャパンは12日、ベルギーのゲンクでトルコ代表と対戦する。

　高い強度を保って歴史的大勝を果たした一戦から中２日。森保一監督が前日会見で明言したように、大幅にメンバーを入れ替えて臨むことになりそうだ。

　フォーメーションは、ドイツ戦で採用した４－２－３－１を継続か。その試合では大迫敬介（サンフレッチェ広島）を抜擢したGKは、開催地ベルギーでプレーするシュミット・ダニエル（シント＝トロイデン）を起用すると見る。６月シリーズでも出番がなかっただけに、改めて存在感をアピールしたいところだ。

　ディフェンスラインは、右からシュミットと同僚の橋岡大樹、板倉滉（ボルシアMG）、谷口彰悟（アル・ラーヤン）、町田浩樹（ユニオン・サン＝ジロワーズ）と予測した。

　右SBは第二次森保ジャパンの全５試合で、菅原由勢（AZ）が先発しているが、この機会に守備能力の高い橋岡を試すのではないか。展開次第では、初選出の毎熊晟矢（セレッソ大阪）のデビューも十分考えられる。

　CBは、菅原と同様に全５試合にスタメン出場している板倉を“まとめ役”として残し、ドイツ戦では途中出場の谷口と組ませるか。左SBは、ユニオンSGで三笘とチームメイトだった町田を試すと読んだ。ただ、町田をCBで起用し、攻撃力のある森下龍矢（名古屋グランパス）を左SBに配す可能性もある。

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　３日前の試合では遠藤航（リバプール）と守田英正（スポルティング）が組んだボランチは、どちらかに代わって、ドイツからダメ押し点を決めた田中碧（デュッセルドルフ）をスターターに入れると予想。フル出場しているとはいえ、前者のほうが外し難いか。ドイツ戦はトップ下でスタメンに名を連ねた鎌田大地（ラツィオ）を使う手も面白い。伊藤敦樹（浦和レッズ）が先発ならサプライズだ。

　タレントが豊富な二列目は、ドイツ戦で途中出場ながら２アシストをマークした久保建英（レアル・ソシエダ）の起用は間違いない。その久保と好連係を見せる堂安律（フライブルク）も堅いだろう。右サイドハーフが前者、トップ下に後者と見立てたが、その逆もある。

　難しいのは左サイドハーフだ。絶対的な存在である三笘薫（ブライトン）を“前半限定”で出すと見るが、前田大然（セルティック）や中村敬斗（スタッド・ドゥ・ランス）を抜擢する可能性もある。

　ドイツ戦で勝ち越しゴールの上田綺世（フェイエノールト）が怪我で離脱した１トップは、出番のなかった古橋亨梧（セルティック）がセレクトされそうだ。前田や浅野が途中投入だと考える。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部／現地特派）

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